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Go − Circuit No.17 (01/14/00)

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●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかし安
全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと楽しく
もないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クルマさん
との正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●当サイトからの提案です。
<<標語>> 公道では安全運転、サーキットではそれなりに。
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おかげさまで、発行部数が2,997部になりました。

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今回は以下の内容でお送りします。

□第二回ドライビングワークショップ終了
○クリティークの秘密:回答編
●第二回ドライビングワークショップ参加者の声
◎第三回桶川ドライビングワークショップ申し込み受付中

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□第二回ドライビングワークショップ終了
1月8日、第2回ドライビングワークショップを桶川スポーツランドで開催し
ました。今回は14名の受講で、その半数以上がサーキットを走ったことのな
い方たちでした。8時集合だったのですが、みなさん早めに集まってくれたの
で時間的に余裕を持って開催することができました。

桶川の事務所を借りた座学の後コースを歩行。ミスを犯しやすい個所を説明し
ながら、フルコースを歩きました。

その後2班に分かれてブレーキングとコーナリングの反復練習をしましたが、
最初ぎこちなかったサーキット走行が初めての皆さんも、回を重ねる毎に余裕
をもって走れるようになりました。

続いてインストラクターの先導する車両についてラインをトレースする練習を
しました。で、いよいよ単独でのフルコース走行です。

受講生を4班に分け、間隔がとれるようにしてラッピングを繰り返しました。
走行するたびにユイレーシングスクールの売り物であるクリティークを繰り返
すのは言うまでもありません。

最初インにつけなかったり、クリッピングポイントの位置がずれていた受講生
も見うけられましたが、最後のセッションになるとみなさんの運転のマージン
は飛躍的に高まり、失敗しても正確に補正することができるようになりました
。

卒業式では、ユイレーシングスクールのステッカーの2枚目と(受理書と一緒
に1枚目を送ってあります)、卒業生しかもらえない特製ステッカー、それに
アメリカっぽい卒業証書をお渡しします。

その後、桶川スポーツランドの松崎理事の好意でドライビングワークショップ
卒業生を対象としたスポーツ走行が行なわれました。第2回の卒業生の内、予
定のはいってない方は全て走行してドライビングワークショップの復習と新た
なチャレンジに精をだしていました。

嬉しい事に、第1回ドライビングワークショップ(昨年12月9日開催)の卒
業生が4名スポーツ走行に参加して下さいました。驚いたのは1ヶ月の間に4
名の方の走りにずいぶんと余裕が出てきたことです。本人は謙遜していました
が、傍から見ていて「走りの理論」はもとよりドライビングワークショップで
お話した「シャバの決まり」がきちんと守られていました。

もちろん第2回の卒業生もその日の朝とは打って変わり、徐々にですが
・メリハリのある走り
・やって良い事とやってはいけない事を明確に区別した走り
そして、
・格段にスムースな走り
を見せてくれました。

時間が許す限り、第1回、第2回を問わず受講生のクルマをインストラクター
が運転しました。助手席の卒業生が自分のクルマの特性を理解してもらうのと
、ユイレーシングスクールの理論と実際の両方を経験してもらうことが目的で
す。

夕刻、三々五々に家路に着く卒業生。無事終ったドライビングワークショップ
。みなさんにお礼を言われる時が私と、ユイレーシングスクールを手伝ってく
れている中村さん、大石さん、鈴木さんにとって最も和む時です。

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○クリティークの秘密

ユイレーシングスクールが最も力を入れているのは、一人ひとりの受講生に対
して行なうクリティークです。日本語に訳すと「寸評」とでも言いますか?イ
ンストラクターが受講生の走りを見て、理論と実際のギャップを埋めるために
行なうアドバイスです。

速く走るためには、大きく分けて2段階の試練(?)を乗り越えなければなり
ません。

1つ目が、それまで盲信していた走り方から理論的、かつ合理的な走り方に頭
を切りかえることです。もうひとつが、「やっているつもりなのにできてない
こと」の是正です。

ようやく理解した理論的な走りを実行しているつもりでも、実際にはそれがで
きていないという例は、アメリカのスクールでもたくさんありました。つきつ
めて言えば、「クルマさんとの対話」が欠けているのです。言葉を変えれば「
クルマさんの主張を聞き入れる耳を持っていない」ということでしょう。

そこにクリティークのメリットがあります。まず前者に関しては、理論を理解
しているかを確認できます。次ぎに、「理解していると受講生が言うのに実際
にはできていない場合」の原因を追求する事ができます(これが後者に対する
メリットです)。

という訳で、前回に出した質問の回答です。前回の質問は、「さぁ、そこで質
問です。以下に揚げるのはクリティークの際、ボクが受講生の走りを記録する
ために使う略号です。夫々、何の略でどんな操作に対して使われるでしょう。
今回はブレーキングに関してです。」というものでした。

・JB→ジャンプブレーキング:スロットルを開けている状態から間髪を入れ
ずにブレーキペダルにプレッシャーをかけた場合。それまで加速状態だったク
ルマが減速に移るのには、人間の動作よりはるかに時間がかかります。

・BI→ブレーキング・インコンシスタント:減速力が一定しないブレーキン
グ。減速中に踏力を加減したり、速度が落ちても初期と同じ踏力を維持するの
でクルマが不安定になります。

・BTL→ブレーキ・ツー・リトル:クルマの制動性能の80%以上を使って
いない場合。ノーマルカーの場合、時にノーズダイブが大きいからでしょうか
、遠慮しながらブレーキをかけることがあります。しかしフェードをしない範
囲でいつも最大限の制動力を得るブレーキングを繰り返せると走りが安定しま
す。

・BTS→ブレーキ・ツー・スーン:ブレーキングポイントに達していないの
にブレーキペダルに足を移動する場合。セーフティゾーンがありすから怖さが
理由で早めにブレーキをかけるのではありません。走行中に視野が狭まってい
てブレーキングポイントの位置を把握できないことがあります。

・LB→レイトブレーキング:ブレーキをかける地点が(コーナーに対して)
奥過ぎる場合。クルマには固有の制動性能があるので、必要な速度に落とすに
はそれなりの距離が必用です。

いかがでしたか? 自分の運転をもうひとりの自分がリアルタイムで教唆してく
れるのが理想ですが、そういうわけにもいきません。ユイレーシングスクール
では走った印象が新しいうちに、「もうひとりの自分」が見て、感じた事をお
伝えします。

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●第二回ドライビングワークショップ参加者の声

全員から回収できていないので集計はまだですが、第2回を受講した方の声を
ダイジェスト風にまとめました(アンケートの回答のごく1部です)。

(設問)受講して習得できたことを思いつくだけ列記して下さい。
・ブレーキの踏み方
・ブレーキング〜ターンイン〜ターンアウトまでの一連の流れ
・コーナーでの自分の車の限界
・タイヤのグリップについて
・車を怒らせない方法
・強烈な横Gとアンダーがどのようなものか
・ブレーキの上手な使いかた
・タイヤの使い方
・フルブレーキングの難しさ
・車の挙動
・イーブンスロットル
・運転の楽しさ
・タイヤのグリップ力の原理
・コーナーのラインどり(ターンイン、クリッピングの位置)
・直進状態でブレーキングを完了すること
・コーナー出口でのアクセル開度とステアリングの切り角との関係
・コースいっぱいを使ったアウトインアウト走行
・摩擦円?の理論
・車は重いので人間が思ったよりも遅く動くこと
・ラインのとりかた、ブレーキング、コーナーリング
・正しい車の操り方(全部まだまだ練習が必要ですが)
・二ヶ所のヘアピンはきちんと速度を落とさないとうまく通過できないこと
・コーナーの通過速度を知るのは難しい
・ブレーキ&シフトダウンは難しい
・ギアの選び方が違っていた(3速に上げたほうがいい感じだった)
・ブレーキを頑張るよりラインを考えて立上り重視の方が走りやすい

アンケートの集計が終りましたら、サイトとメールマガジンで紹介する予定で
す。

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◎第3回桶川ドライビングワークショップ申し込み受付中

2000年度 ドライビングワークショップ

ユイレーシングスクールが日本で開催するドライビングワークショップは、ア
メリカ流の合理的、かつ理論的な方法でクルマを安全に速く走らせる方法を伝
授します。

2000年からはこれまで午前中で終了するプログラムだったのを変更し、終
日走行できるプログラムとしました。午前中は主に基本テクニックの習得に当
て、午後は受講生の走行のクリティーク(アドバイス)と同乗走行に充てます
。同乗走行は基本的にインストラクターが運転しますが、時間的な余裕があり
かつ受講生が基本を理解している場合に限り、受講生の運転する車両に同乗し
てクリティークを行ないます。

2000年は受講生の枠を減らし一人あたりの走行時間を増やしましたので、
納得のいくまで走行を続けられます。

次のいずれかに該当する方は、ユイレーシングスクールのドライビングワーク
ショップを受講すると、クルマさんともっと仲良くなれます。
・なぜかスムースな運転ができない
・速く走ろうとすると恐いばかりで面白くない
・これからサーキットを走りたいと思う
・タイヤが片減りするが原因がわからない
・クルマにお金をかけずに走りを楽しみたい
・理論的な走り方を身につけたい
・クルマを買い換えたら走りがぎこちなくなった
・ATだけど速く走ってみたい
・速く走ろうとするとかえって遅くなるけど理由がわからない
・サーキットを走っているけどラップタイムが縮まらない
・レースに参加しているけど勝てない
・クルマを改造しようと思うがベストな方法がわからない

1)ドライビングワークショップは走りの基本であるブレーキングとコーナリン
グのテクニック習得が目的です。
2) 受講車両は受講者が持ち込む、軽/小型/普通の乗用車と最大積載量500K
g以下のセダン型商用車とします。
3) 受講車両は公道を走ることができる車両に限ります。極端な改造車は受講を
お断りする場合があります。
4) 原則的に免許証所持者が対象ですが、親権者の承諾があれば未成年者の受講
も受け付けます。
5) 受講に際し、ヘルメットやレーシングスーツ、グローブを着用する必要はあ
りません。(お持ちの方は着用していただいても構いません)
6) 同伴者の入場は無料なので、御自身のラップタイムを取ってくれる方とおい
でになることをお勧めします。
7) 約8時間のスクールの内容は以下の通りです(内容と時間は変更される可能
性があります)。

0800集合 スクール内容の説明
0810 座学
0840 コース歩行
0900 ブレーキングの練習とクリティーク
0950 コーナリングの練習とクリティーク
1100 フォローザリーダー(先導車についてラッピング)
1200 昼休み
1210 フルコース走行
1400 走行全般のクリティーク
1415 フルコース走行
1600 質疑応答
1630 卒業証書授与
※ 各受講者の合計走行時間は約180分です。
※お申し込みはできるだけ早くお願いします。申し込みが定員に達した時点で
受付を終了します。

ぜひドライビングワークショップに参加して下さい。お待ちしています。

ドライビングワークショップの申し込みは、
http://www.avoc.com/events/application.htm

から行なえます。

直接問い合わせたい方は、トム ヨシダ(090―7006―8856)に電
話して下さい。

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発行人からのお願い

過去オリジナルサイトのフォームで質問を寄せられた方には個別に回答してき
ましたが、メールマガジン上で回答し多くの人と情報を共有できる質問を募集
しています。初歩的質問も大歓迎です。どしどしお送り下さい。

宛先は、mailto:publisher@avoc.com です。

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発行元:AVOC、 Fountain Valley, CA 92708 USA
発行人:トム ヨシダ
メール宛先:publisher@avoc.com
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