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Go − Circuits No.77 (02/19/010)

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【 77号の目次 】

☆ 参加者募集 筑波スプリント・筑波タイムトライアル

● 筑波サーキットドライビングワークショップ参加受付中

★ 2月10日YRS参加者の声

○ コーナーのむこうに。 第三話 WIR その7

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☆ 参加者募集中 筑波スプリント&筑波タイムトライアル

3月10日には筑波タイムトライアルと筑波スプリントが開催されます。

筑波スプリントは「一緒に走るタイムトライアル」です。。

#規則書にはクラスの記載がありますが、実際は「タイムが似たクルマ」同士
のグループで走行します。
http://www.avoc.com/school/program/sprint/sprint2001rule.htm

筑波タイムトライアルは計測するラップと同調して速度を測りたいと思ってい
ます。

#午前中に座学を行います。
http://www.avoc.com/school/program/time_trial/trial2001rule.htm

ふるってご参加下さい。

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● 筑波サーキットドライビングワークショップ参加受付中

今年から始まる筑波サーキットドライビングワークショップ。ジムカーナコー
スとコース1000を組み合わせたプログラムで、走りながら「クルマを速く
走らせる」コツを見つけてもらおうという企画です。参加者を募集中です。

スラローム走行では、スロットルコントロールとステアリングワークの目安と
なるように通加速度を測定します。走行毎に結果をお知らせしますので、どの
走り方が速いか見極める参考になります。

コース1000での走行は一度に走る台数は最大12台です。クルマの性能と
走行経験によってグループ分けしますので、サーキットを走ったことのない方
でも安心して申し込めます。

詳細は、
http://www.avoc.com/school/program/tdq/rule_tdq2001.htm

平日開催なので、間際まで参加できるか不明の方は当日申込も可能です。
http://www.avoc.com/school/program/tdq/apply_today.htm

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★ 2月10日YRS参加者のみなさんから。(アンケートの回答です)

1)筑波サーキット コース1000(東コースの新名称)を走られた印象をお
聞かせ下さい。

○素直に、難しい。 ただし、「難しい=嫌い」では無い。コース幅が広いせ
いか、トータル2時間走っても未だラインが見つからない。インフィールド、
厭らし過ぎ(笑)。
○1コーナーは勿論のこと、最終複合のアプローチが決まれば、さぞかし気持
ち良いだろうと思う。
○話がずれるが、ラップボードが見難い。文字がもっとハッキリ見える様にし
て欲しい(黒地に黄文字とか)。
○今回で3回目になりますが、まだまだラインの分からないコーナがあった。
(最終コーナの前のストレートから最終コーナにかけて)
○時間内にいくつものラインが試せて、結果(タイム)が即判る。即応性に富
んだコースだと思いました。
○はラインの自由度が多くてタイムを正確に出すまでに時間のかかり難しいサ
ーキットだと思いました。攻略しがいがあると思います。
○広くてどこを走ったらいいのかわかりませんでした。まだ、何となくこのラ
インが速いのかなという感じで走っており、ラインを定められません。ただ、
他の車の近くを走ると勉強になります。
○面白いですね。左フロントへの負荷が気になりますが。またチャレンジしま
す。
○ものすごく楽しかったです。
桶川よりもスピードレンジが高いので、車の挙動がシビアになり、それを感じ
取る練習にはもってこいのコースだと思います。
○非常に難しい、よく考えられたレイアウトだと思います。でも、MINIに
はちょっとコース幅が広すぎるかな?
○「車のパッケージング」と「ドライバーの技量」がうまく噛み合わないとタ
イムが伸びない、決してパワー任せでは走ることができないと感じました。バ
ランスの取れた非常に良いコースだと思います。
○とても面白いコースだと感じています。パワーだけでは上手く走れないコー
スレイアウトであり、色々走り方を試すことの出きるコース幅。車の性能では
なく、腕で勝負するコースだと思いました。ローパワーでハイパワーを負かせ
ば、或いは、ハイパワーでローパワーを寄せつけなければ、ちょっと自慢して
も良いかも。と感じました 
○コンパクトで走って愉しいコースです。最高速がそれほど
高くないので恐怖感もなく気持ちよく走れます。コース幅が広くて色々な走り
方が出来るのも難しいですが、走りがいがあります。
○ミニサーキットですが比較的高速で、いかにストレートを生かすか、コーナ
ーからの立ち上がりをきちんとさせるかでかなりタイムに影響しておもしろい
とおもった。コーナーも複合コーナーばかりで結構ライン取りの難しいところ
だと思った。ただ、レースをやるとなると結構道幅があるし、ベストのライン
以外にもそこそこのタイムが出る走りかたができそうで、抜きあいとかはおも
しろそうでした。
○ほとんどのコーナーが複合でとても難しかったですね。速度域も程ほどでと
ても練習になりました。
○3回目の走行になりますが、今回初めてコースを歩いてみて、カントの付き
方をよく観察できたので、随分と楽に走ることができるようになりました。唯
一、インフィールドの緩い左コーナーだけは完全攻略できたと思っています。
○せっかくのスピードガン、一人で参加すると活かすことができないのがちょ
っともったいないですね。最後に計測の貼りだしを見て、最終コーナーをとん
でもなく間違った脱出をしているかもしれないという疑念が生じたのですが、
その情報を走行中にフィードバックできなかったので(自分で確認しなかっただ
けです)えらく後悔しています。

2)YRS筑波タイムトライアルに参加されて「クルマの運転」に関して何か
新しい発見がありましたか?

○座学でのペダルワークのお話は耳が痛かった。点ではなく線で操作したい。
○コーナーリングに関する操舵はまだまだだが、車のグリップ状態にはかなり
気を遣う様になった。コーナー脱出の際、限界を探りながらアクセルを踏み込
んで行くのは楽しい。
○次回は、ドライバー自身のリズムに注意を払いたいと思う。
○ブレーキから煙りが出たのと、今回15分と言う事もありタイヤが暖まって
、たれるまでの時間の短さそれに対応した運転。
○イーブンスロットルで高速コーナーを走るための姿勢安定方法(1コーナー
〜2コーナー)が会得できた。
○走りのバランスと、ドライバーがクレバーにならないといけないことを感じ
ました。後、コーナーリングのリズムをしっかりすること。
○やっぱり、車さんと走るということです。でも、速く走るんだという我がで
てきてしまうので、これが難しい。テクニックよりメンタルな面が重要だとわ
かりつつあります。
○今回は荷重移動を体感して試すことができて有意義でした。
○トレールブレーキング(ブレーキを残す)の意味がやっと理解できたような
気がします。あと、プッシングアンダーって言うのか分からないんですが、低
速コーナーでは、アクセルを開けすぎて結果アンダーを出してしまう、と言う
のが何回かあったので、気をつけねばと思いました。
○今回はSタイヤの強大なグリップのせいで、思いのままにコントロールする
ところまでいけませんでした。しかし、荷重移動の大切さは実感できました。
あまり気温が上がらないうちに走りたいです。(水温が・・油温が・・・)次
回はノーマルタイヤ持込で参加します。
○自分の車は4速オートマミッションなのですが、国産・海外スポーツカーの
マニュアルミッションと互角か、それ以上の走りができることが分かりました
。 インフィールドに入ってから、前方車がシフトチェンジしている間に差を
詰めることが良くあるので、欠点どころか大きなアドバンテージになっている
ようです。
○車をコントロールする意識が身につきました。以前は、速くなりたい気持ち
だけがあって、アクセルをただ踏むことしか考えていなかったけど、車の特性
を知って理にかなったコントロールをすると、速さは勝手に付いてくるのが体
験できました。車の挙動とコントロールの関係を考えるためには、一度に長く
走るより、短い走りを何回か繰り返す方が効果的だというのも実感レベルの発
見です。
○桶川タイムアタックは基本的に一台で3周の短い周回に集中してタイムを出
す競技だったのですが、筑波では複数台混走の中で15分間周回を重ねる中で
タイムを出す競技です。最初は桶川形式の方が良いと思っていたのですが、走
ってみると、筑波形式の方が自分に合っているように思えてきました。後ろや
前の車との間隔を考えながらタイムを調整して空間を作ってタイムアタックす
るという作業が意外に面白いのです。
○失敗したと思ったときのタイムがベストであったので、やはり気合いとか、
息を止めて走るとかよりも、気持ちに余裕があり考えているときの方が本当に
速いと思った。
○ブレーキ、ステア、アクセルの仕事の分担がいかに大切なのかを身をもって
感じました。
○こうやってみたらこうだった。あーやってみたらこうなった、という情報を
数値化して自身にフィードバックすることが、きっと今の自分に一番必要なこ
とだと思うのですが、それは誰か協力してくれる人を同伴しなければ不可能で
す。きっとスクールに参加したら、そのへんをキチンと指導してくれるのだろ
うと想像すると、なんとかしてスクールに参加したいと考えております。参加
へのネックであった、排気系ノーマル規定を「排気系ノーマル、もしくは車検
対応のマフラーに交換した車両まで」としていただけたので、きっと、近いう
ちに。
○低速コーナーを無理しがちで、大事に走っていない事実をようやく自認しま
した。冷静なつもりでいても、意識しない限り、かなり判断力が低下してるん
ですね。そんな自分をやっと認めたということでしょうか。(^_^;)

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○ コーナーのむこうに。 第三話 WIR その7

8コーナーを抜ける。5速全開。明らかにタイヤがスライドしているのがわか
る。「指先でチョン」とつついただけで「どっかにスッ飛んでいく」状態。

そんなクルマに乗り、しかも自分がそのクルマをコントロールしている。自分
の身体と生命が自分の五感と判断力に委ねられる。生命感の高揚。

ナルシズムに浸っている場合ではない。

8コーナーを回っている時には見えなかった短い直線の全貌が目に入る。

「ンッ! 向きが気持ちアウトよりだ!」
「あれぇ! Gのかかり方が少ないなぁ」

直線に出た時の「クルマの状況」が微妙に異なる。共通しているのは「クルマ
がとんでもない速度で移動している」ことだけ。

最悪の場合は8コーナーの横Gが抜けないうちにブレーキングを開始し、なお
かつロールが収まりつつあるクルマを再度ロールさせなければならない。

そんな「連続技」をあいまいな人間が正確にコントロールできるわけがないで
はないか。自分はセナではない。その時々に最善の姿勢を作り出しながら、そ
れをスムースにつなげていくことが唯一凡人にできる方法だ。

「一度に2つ以上のことをやらないこと。」渡米前、日本の有名ドライバーを
インタビューした時に聞いた言葉。

とにかく。とにかく、9コーナーの通貨速度はできるだけ高めたい。ここをよ
り速い速度で抜ければWIRの高速区間の所用タイムが縮まる。ということは
コーナーの中で頑張るよりはるかに効果的にラップタイムを短縮できる。

肝心なのは9コーナーへ安心して入っていける環境作りだ。慌てていては速度
を落とせずに飛び出すか、速度を落としすぎてタイムが上がらないかだ。

目指すはブレーキングを終了した時点での安定した姿勢と高い速度。

コースを外れるとコブシ大の石がゴロゴロしているエスケープゾーンが待って
いる。「そんなもん見たくない!」目線を遠くに、遠くに、まだ見えぬ9コー
ナーの先へと走らす。

若干アウトに余裕を残して8コーナーを抜ける。スロットルは全開。横Gが残
る。クルマがひねれる感じ。進むほどにステアリングの「重さ」が減る。

余裕を持って立ち上がった分、さらに「ステアリングを意図的に戻す」。減り
つつあった横Gがゆっくりと、しかし完全に収束し、その時にクルマが短い直
線と平行になっていればシメタもんだ。

一瞬の空白。

ブレーキペダルにそっと足を乗せる。ボール(足の親指の付け根)でペダルを
さぐり、指に力をこめる。

全ての方向のGが消えていたクルマに、前後方向のGが生まれ始める。ショル
ダーハーネスに重さを感じる。が、3コーナーに入るときの「それ」とは違う
。エンジンブレーキより「減速度の小さいブレーキング」。

えぐられたアウト側のエスケープゾーンを見たがる目を意識して右に振る。

いつ離したかわからないように、右足をブレーキからスロットルへ移す。クル
マが加速もしない減速もしない状態になるまで右足の重さを加える。

9コーナーの縁石の中ほどが見える。クルマの向きが変わることを見取られな
いほどに、右手でステアリングを引く。

<WIR編は第八話に続く>


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