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Go ★ Circuits No.124 (02/27/02発行)

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【 124号の目次 】

◎ YRSウェブサイト更新

● 筑波エンデューロ パッセンジャーライド

△ 筑波スプリントクラス分けについて

▲ サンデーメカニックのすすめ 春日道也

☆ ハウツゥスタート 発行人宛ての投書から

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◎ YRSウェブサイト更新

・筑波ドライビングワークショップ2001年レポート掲載

http://www.avoc.com > Reports > ワークショップ

・筑波ドライビングスクールツーデープログラム参加受付開始

http://www.avoc.com > その他のイベント

※このプログラムに参加する方のために宿泊施設として筑波サーキット前のモ
ナークを予約してあります。料金は朝食付きで5人部屋が4000円、広間が
3600円です。

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● 筑波エンデューロ パッセンジャーライド

前号で予告したパッセンジャーライドですが、主催者の都合により中止にさせ
ていただきます。お詫び申し上げます。

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△ 筑波スプリントクラス分けについて

3月2日の筑波スプリントのクラス分けはYRSのデータに記録されているラ
ップタイム(複数回参加されている方はベストラップタイム)により行います。

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▲ サンデーメカニックのすすめ 春日道也

みなさんこんにちは、YRSの春日(かすが)と申します。
僕はクルマが好きでいろいろやっているうちにYRSに関わるようになりまし
た。走るのも好きだけど、いじるのはもっと好きです。自分でメンテナンスす
るとクルマと会話できているようで楽しいし、嬉しい気分になります。

今はインターネットでかなりの情報が手に入るようになったけど、クルマのメ
ンテナンスは実際にやってみないと覚えないと思います。これを読んでおられ
る方の中にも「本当は自分で何かやってみたいけど...」って思っている人
も少なくないと思います。簡単なメンテナンスができると車との付き合いの幅
が大きく広がり、ユーザー車検なども簡単に受けられますし、何よりお金が節
約できるのが嬉しいです。(^^;;

そこで『サンデーメカニックのすすめ』として、少しずつここで紹介していき
たいと思います。

第1話:エンジンオイル交換編

【1】必要なものを揃える
・エンジンオイル:カー用品店で売っているものでOK。5W−30とか10
W−50とかいろいろあるが、これはオイルの粘度表示。Wが付いている方が
低温時(冬)の目安、数字の大きい方が高温時の粘度。数字が大きくなればな
るほど粘度が高くなる(粘り気が強い)。国産乗用車で4リットル前後、取説
にオイル使用量が必ず記載されているので事前に読んでおくとGood。オイ
ルフィルターも交換すると0.1〜0.3リッターほど必要なオイル量が増え
る。
・オイルフィルター:役目は浄水器のフィルターと同じ。エンジンオイル中の
ゴミを取り除く。エンジンオイル交換2回に1回は交換しましょう。カー用品
店で買える。車検証を見て、自分の車のエンジン型式を覚えておいてから買い
に行くこと。
・廃油受け:廃油受けのトレーも売っているけど「天ぷら油を吸わせて捨てる
」のと全く同じ原理のものがカー用品店で買える。使用後は燃えるゴミとして
出せるので、これが一番便利でしょう。
・メガネレンチ:国産車ならドレンボルトは12mm、14mm、17mmのどれかが普通
。スパナでやるとドレンボルトをなめやすい(ずるっと滑ってしまってボルト
の角がなくなることを言う)ので必ずメガネレンチで。
・ジャッキ:車載のパンタグラフ型ジャッキはタイヤ1輪だけを上げられるよ
うになっているのでこのジャッキを使用中に下に潜り込むのは×。危険です。
前2輪や後2輪を同時に上げられるガレージジャッキがあると便利だけど、も
っと安くて安全なのが「木片」。ホームセンターで長さ20cm、幅10〜15cm、高
さ5〜10cm程度の木片を2つ買ってくるか、近所に家を建てているところがあれ
ば大工さんにお願いしてもらってくる。それを斜めにカットして乗り上げられ
るようにすればOK。カットしなくてもパンタ型ジャッキで片輪ずつ上げてか
ら木をかますのも有り。
・軍手:言わずとしれた日本の誇るワークグローブ。
・ウエス:オイルを拭き取る布のこと。Tシャツの古着を切って使うと便利。

※あると便利な物
・寝板:風呂用のウレタンマットで代用可能。
・ジョッキ:一度エンジンオイル用に使ったらゴミが入らないように保管する
こと。蓋付きが便利。

【2】作業をはじめる
1.ジャッキアップする
・まず邪魔にならない平らなところに車を停め、ボンネットを開ける。たくさ
ん走った後や、夏場はエンジンルームが非常に暑いので火傷に注意!
・ガレージジャッキを車のジャッキポイントにあてるようにしてジャッキアッ
プする。ジャッキポイントは取り説に書いてあることが多いので要チェック。
「×」マークが付いてます。通常の場合FR車は奥の方、FFは手前の方に有
り。(あるいは木片に乗せる)
・のぞき込んでオイルパンに付いているドレンボルトが見えるくらいまで上げ
る。

2.オイルを抜く
・ドレンボルトの下あたりの位置に廃油受けを置く。
・エンジンルームのオイルフィラーキャップを外す。
・メガネレンチでオイルパンのドレンボルトを緩め(時計と反対に回すと緩む)
・ドレンボルトを取り外し、エンジンオイルを抜き去る。
・風が強い日はオイルが飛び散ることがあるので注意。
・エンジンが熱いとオイルもかなり熱いのでドレンボルトを外す瞬間に手にオ
イルがかかり火傷をすることがあるので注意。
・オイルはドレンから、初めはジャーッと最後はポタポタ垂れるくらいになる。
・およそ抜けきったと思ったら、ドレンボルトを締める。(締めるときは時計
方向に回す)
・ボルトを締め付ける強さは、メガネレンチをボルトに掛けて、もう片方の先
端近くを片手で持って、8割くらいの力で動かなくなるあたりまで締める。両
手とかで思い切り締めすぎないこと。メガネレンチはちゃんと締め付け度合い
を計算した長さになっている。

3.新しいオイルを入れる
・オイルフィラーキャップの付いていた穴からオイルを入れる。
・オイル缶から直接入れるとこぼしやすいので注意。(オイルジョッキがある
と便利)
・オイルをこぼしてしまったらそのままにせず、ウエスでよく拭き取ること。
・オイル容量は事前に調べておく。(取り説に書いてある)
・時々オイルゲージで適量を確認する。
・量の確認はオイルゲージを抜き、一度ウエスでゲージを拭い、差し込む。静
かにもう1度抜いてゲージに付いたオイルで量を確認する。
・オイルゲージは「L」と「H」がマークされている。通常「H」まで入れる。
「L」と「H」の差は1リットルなので、オイルを入れるときの目安にする。
・オイルフィラーキャップを閉める。(キャップを閉め忘れに注意!)
・「H」まで入れたら一度エンジンを掛けて、メーターのオイル警告ランプが
消えるか油圧計が上がるか、を確認する。
・エンジンを止め、再びオイルゲージで量を確認する。
・エンジン停止直後はオイルがエンジン全体に行き渡るので、しばらく(1〜
2分)待ってから量を確認すること。
・足りなければさらに補充する。多すぎた時は抜くことになるのではじめに必
要量の4分の3を入れ、後で量を確認しながら補充できるように入れると良い。

4.クルマを下ろす
・車の下に物が置いていないか確認。
・ジャッキを下ろす。
・ボルト、キャップの閉め忘れなど声を出して指さし確認すると良い。

お疲れさまでした。これで終了です。どこかに交換したときの距離と年月日を
メモしておきましょう。

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☆ ハウツゥスタート 発行人宛ての投書から

筑波スプリントのクラス分けについてメールが来ています。3人の方のメール
を紹介します。

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レースと安全について

参加初回の第1回ワークショップから1年。卒業証書をもらって感激したのが
思い出されます。ぜひとも卒業証書は続けてください!

昨年筑波スプリントに7月と9月の2回参加しましたが、両回とも接触が見受
けられました。けっこうショックでした。自分に係わることですし、どういう
思いが接触をもたらしたのか、或いはどう思っていようと接触は避けられなか
ったのかと気になりました。

接触に関していつかの閉会式で、トムさんがコメントの中で『そこまでして(
=接触するような行為まで冒して)やるもんじゃないってことなんです(、バ
トルは)』というようなことをおっしゃってましたよね。レースと安全という
と、あの言葉が思い出されます。言葉そのものの意味を超えて、「主役は順位
やタイムじゃなくて自分でしょ、自分が楽しむってことを見直しましょう」と
いうふうに聞こえました。

サーキット走行経験の少ない自分ですが、草レースを楽しむってことが何なの
かを見直すことが、接触をより少なくならせることにつながるんじゃないかと
思います。順位やタイムなどの客観的事実よりも、自分や同時走行者とのメン
タルのやりとりの充実度を大切にすることで、接触も減るのではないでしょう
か。

で、充実度ってのはまことに主観的ですけども、価値観や取り組み姿勢で決ま
る部分が多いですよね。例えば、ワタクシ事で恐縮ですが、9月のスプリント
のコース上、ホームストレッチで2速から3速にチェンジするはずが5速に入
っちゃったりすることが何度かありました。で、次にはそれがないよう、何度
もシフトチェンジの再確認をしてるとこです。あとミッションが壊れないよう
にヒール&トゥも。それをレースの緊迫した状況の中で克服してできるように
なったらうれしいだろーなぁと思います。

あと、9月のスプリント参加時には各ヒート前に同時走行者によるミーティン
グがありましたが、あれはよかったです。ミーティングの場を持つと「彼があ
の車に乗るんだ、」と認識でき、一体感のようなものが芽生えてきました。一
体感がお互いをケアしようという気持ちを生じさせたように思います。

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メルマガで、スプリントのクラス分けについての記事を読みました。

ボクは今、RVRという車でタイムトライアルなどに参加し、タイムはやっと
53秒を切るくらい。いつかは自分のクルマでスプリントに、と思ってますが、
今の参加者のタイムを見ると、とてもではないけど、となってしまいます。い
つか50秒を超える車のクラスができればなー、と思ってます。

だから、タイムによるクラス分けではなくなると、ボクのような遅いクルマの
参加がますます難しくなるのではないかと心配です。だって、排気量だけ見る
とボクのクルマは2.4リッターですよ。2.0リッター以上クラスなんかに
分けられたら、たまったものではありません。他のイベントで、「RV車クラ
ス」というのが設定されていましたが、タイム差がありすぎてクラス分けの意
味があまりないのでは?と疑問を持ってしまいました。

将来への(ボクへの?)可能性を残す意味でも、今後もタイム別クラス設定の
存続を希望します。

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○YRSスプリントへの希望

現状では参加者のレベルがYRSの理想に追いついていないので、レースをス
クールとして教育的にやって欲しいと思います。スプリントを安全で楽しいも
のにするために座学が必要だと思います。要点を押さえれば、15分もあれば十
分だと思います。

内容は下に書いた「私が学んだこと」のような感じで。。。

今年はスプリントも誰でも参加できるようですし、ワークショップに参加して
もレースのルールは教えてもらえません。

お互い見知らぬ人たちが。それぞれ勝手な解釈で走るので、事故がおきるし、
お互いに話し合うことも難しい。要は、参加者全員のレースに対する理想像と
いうか、安全意識を統一することが必要だと思います。レースに誘われて参加
をためらう最大の理由は「どんな人がいるか分からないから危なそう」という
ものです。つまり、スプリント(参加者)が何を理想としている(すべき)か
はっきり示して欲しいのです。ホームページに教科書として出すだけでもいい
ですが、それだと読まない人も多いですよね。

あと、レースの教育的効果を高めるために、毎回のレース後にクラスごとに集
まって参加者が相互に問題点を検討すべきだと思います。YRSはこれが参加
者の自主性によってなされるべきと考えているようで、もちろんそれが理想で
すが、私など初心者は何が正しいかわからないので、自主的にやるのは無理で
す(でした)。自分に自信がないのに相手(しかも知らない人)に意見するの
は無理です。ある程度インストラクターが指導して、いい方向へ持っていく役
割をすべきだと思います。

メンバー同士が顔見知りになればある程度自主的にやることも可能ですが(去
年の後半はそうでした)いつも同じ面子ではないので、中にはドラミしようと
言っても集まってくれない人もいました。

もちろん、あまり管理しようとしすぎるのは好ましくないと思いますが、スク
ールの延長としてレースを開催されるなら、ある程度「指導」をして欲しいと
思います。そのために、インストラクターにはレースをよく見ていて、問題点
を指摘して欲しい
と思います。


○クラス分けについて

排気量やパワーで分けてもタイヤやサスペンションが違えば全然違う車ですか
ら、私は全然意味がないと思います。イコールコンディションはありえないし
そうする意味もないんじゃないかと。勝ち負けは二の次で楽しいことが重要な
ので。また、タイムが近い人がいないとタイムアタックと同じになるのでレー
スの意味がないし、全くつまらない(去年の初めの2回の私)。以上の理由か
らタイム別のクラス分けを支持します。


○去年の4回のスプリント参加で私が(痛い目に会って)学んだこと

・実は初心者の殆どが知らないレースの常識。全て当たり前のことなんですが。
・「スプリント座学」として教えて欲しかったこと。(私は吉田塾&トムさん
との対話で学んだ)
・これがルールとして明示されていれば、初めてでも参加しやすいと思う。

1.意図的なブロック=相手を邪魔するための進路変更=自分のタイムが伸び
ないようなラインを取ることは無意味だ。
2.前の車が自分より遅い車であってもその差が極めて大きくない限り、相手
がミスをしないかぎりは、(コースによっては)まず抜くことは出来ない、と
認識しろ。つまり、自分より遅くても抜くのは相当に難しいか、不可能である。
3.追い越しは、自分の100%未満の力でしなければならない。つまり、抜
きたいからといって、一瞬であっても普段(自分の限界)よりも速く走ろうと
するな。(普段よりブレーキを遅らせるなど)。→無理にインへ飛び込んで膨
らんで接触の防止。
4.ステアリングを切る、ラインを変える前に必ず後ろ(ドアミラー)を見ろ。
→寄せたとき後ろから追いついてきていた車の進路をふさぎ接触の防止。
5.相手と自分の車の性能の差をしっかり認識し、相手に引きずられて自分の
限界を超えるな。自制しろ。相手のタイムが遅くても自分よりブレ−キングは
上手いかもしれない。相手のタイムが遅くても自分よりコーナーでは速いかも
しれない。
6.パワーの大幅に違う車が混走すると、4.がより重要になる。ハイパワー
車は、直線であっさり抜けてしまうためコーナーで自分のほうが遅いかも知れ
ないことを忘れてしまう。直線で遅い車は、急に追いつかれるとそれに気づか
ない。→進路をかぶせてしまい接触。


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