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Go ★ Circuits No.144 (08/30/02発行)

==【目次】=============================

■ YRSからのお知らせ

◎ YRSウェブサイト更新

● 筑波ドライビングワークアウト、オーバルスクール参加者募集中

○ 筑波ドライビングワークショッププラス参加者募集中

▲ 秋の感謝デー開催日決定

☆ ハウツゥスタート スリップアングル

★ レースウエイ in the states 休載

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■ YRSからのお知らせ

ユイレーシングスクールのウェブサイトは容量を大幅にアップしました。これ
に伴い筑波サーキット公式ドライビングスクールとユイレーシングスクールの
活動の模様をレポートしているHPをYRSのウェブサイトとメールマガジン
で紹介していきたいと思います。該当するHPを開いている方で、紹介を希望
される方はご連絡下さい。

ユイレーシングスクールのスタッフが次の点を確認した後に紹介させていただ
きます。
| ・URLから直接筑波公式ドライビングスクールあるいはユイレーシングス
| クールの活動に触れている頁に飛べること。
| ・もしくはURLがホームページであり筑波公式ドライビングスクールもし
| くはユイレーシングスクールの活動に触れている頁にわかりやすいリンク
| が貼られていること。

過去にURLを連絡していただいた方もあります。今回は正式に募集しますの
で該当するサイトを運営する方で希望される場合はお申込み下さい。

連絡先:mail@avoc.com

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◎ YRSウェブサイト更新

> アメリカンモータースポーツ関連リンク掲載
アメリカには様々なモータースポーツがあります。誰でも参加できる手軽なも
のから速くなければ絶対に参加できないものまで、アメリカにはコンシューマ
ーに合わせたメニューが用意されています。全てのリンク先は英語版ですが、
画像やビデオ、オーディオが掲載されているものもあります。アメリカのモー
タースポーツの奥深さをご覧下さい。
http://www.avoc.com > Links to > モータースポーツ

> YRS参加者のHPへのリンク
現在のデザインに刷新する前に行っていたユイレーシングスクール参加者のH
Pへのリンクを再開しました。既にRVRで果敢に筑波スプリントに挑戦され
ていた塚本さんのHPにリンクがはってあります。日本のグラスルーツモータ
ースポーツがどうとらえられているか興味はつきません。ぜひ一度ご覧下さい
。同時に関連HPの運営者の方のご応募をお待ちしています。
http://www.avoc.com > Links to > 参加者のHP

> YRSオーバルラップタイム更新
少しずつではありますが、筑波ドライビングワークアウトの参加者が増えてい
ます。YRSオーバルを走った方も増えています。1周14秒前後のオーバル
ですが、常に限界での走行が強いられる難しいコースです。車種によって速さ
が違うのか、右回りと左回りでは速さが違うのかなど興味深い事実を見つける
ことができます。ご覧下さい。
http://www.avoc.com > Lap Time of Record > Oval Course

> 筑波ドライビングワークアウトレポート掲載
8月22日に行われたTDOのレポートを掲載しました。TDOに参加された
方は着実にカーコントロールを自分のものにしています。TDOがどのように
開催されるかもわかります。ご覧下さい。
http://www.avoc.com > Reports > ワークアウト

> 筑波ドライビングワークショッププラスレポート掲載
8月27日に行われた筑波ドライビングワークショッププラスのレポートを掲
載してあります。現在のドライビングスクールブームの火付け役となった筑波
サーキット公式ドライビングスクールの中級プログラムです。まだTDW、そ
してTDWPに参加されたことのない方も76枚の画像から、理にかなった運
転のイメージを膨らませることができます。ぜひご覧下さい。
http://www.avoc.com > Reports > ワークショップ

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● 筑波ドライビングワークアウト、オーバルスクール参加者募集中

9月5日、9月8日とYRSオーバルを使ったドライビングスクールを開催し
ます。まだ余裕があります。カーコントロールの実際を体験してみたい方はぜ
ひご参加下さい。

日程的に押し迫っていますので、参加を希望される方は電話でお申込み下さい
。受講料は当日お支払いいただいてかまいません。

スペースの関係でYRSオーバルは1周約200m強のちいさなものですが、
それだけにクルマの特性と運転技術の善し悪しが直接ラップタイムに現れます
。

また、加速、減速、旋回が必要な周回路の最も単純な形のYRSオーバルは、
クルマのセッティングを確認するのにもうってつけです。足回りを変更した。
クルマの特性がどうかわったか。単純なコーナーを繰り返し走行することで変
化量をかなり正確につかむことができます。YRSオーバルは走り方を変えて
みたい方にもうってつけです。ブレーキングを遅らせるとクルマがどういう挙
動を示すのか。クルマをさらにロールさせるとタイヤのコーナリングフォース
は増えるのか,それとも減るのか。YRSオーバルでは操作と挙動の関係をリニ
アに検証することができます。

間に合えば5日。遅くとも8日のYRSオーバルにはユイレーシングスクール
が開発を続けているロードスターがデビューします。と言っても、クルマ自体
は平成1年登録のNA6C。非常に古いクルマです。開発の狙いは速さを二の
次にして乗って楽しいクルマを作ることにあります。それにはピーキーなクル
マの挙動を排除することから始めます。

YRSロードスターは最近の傾向とは逆行する13インチアルミホイールにバ
イアス構造のセミレーシングタイヤを履きます。足回り、エンジンは完全なノ
ーマルです。おそらく限界は最新のタイヤを履き足を固めたロードスターより
低いと思いますが、開発の主眼は『限界を超えてもコントロールできる』クル
マ創りにあります。

クルマを自由に、自分の思い通りに操ってみたいと思う方は要注目です。

9月5日、8日に参加を希望される方は夜8時から11時の間に下記の番号に
電話して下さい。
ユイレーシングスクール:047−484−7864

メールでのお問い合わせは、
mail@avoc.com にお願いします。

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○ 筑波ドライビングワークショップ参加者募集中

9月10日に筑波ドライビングワークショップを開催します。そろそろ夏の暑
い日差しともお別れ。人間にもクルマにも負担の少ない季節の到来です。筑波
サーキット公式ドライビングスクールとして開催している筑波ドライビングワ
ークショップはサーキットを走ったことのない方も、レースに参加しているベ
テランの方も得るところの多いドライビングスクールです。

10日のTDWについては申込みの締切りを設けません。1週間を切っても一
万五千円で参加していただけるものとします。この機会にぜひ理にかなった運
転がどういうものなのか、あなた自身で体験してみて下さい。

| 筑波ドライビングワークショップに参加すると、筑波サーキットライセンス
| を取得する際に講習会の受講が免除されます。希望される方はお申し出下さ
| い。

筑波ドライビングワークショップ開催案内:
http://www.avoc.com > School > ワークショップ


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▲ 秋の感謝デー開催日決定

春の感謝デーで植えたさつまいもはスクスクと育っています。現在、石焼芋用
の釜を製作中です。石焼芋は水分を飛ばしたさつま芋が適しているので、事前
に掘り起こしておきます。当日参加者に掘っていただいた分はお持ち帰りいた
だき、ふかし芋などにすると美味だそうです。

恒例になったバーベキューも行います。過去に参加された方が舌鼓をうったシ
ニアインストラクター特製のYRS焼きそばも用意します。詳細は次の通りで
す。

日時:10月20日(日)
場所:久我農園(千葉県長生郡一宮町)
募集人数:30名
参加費用:大人3、500円 子供1、500円 (大人は飲み放題)
プログラム:さつまいもの駆り入れとバーベキュー、ベンチレーシング

YRS感謝デー参加申込み:
http://www.avoc.com > School > そのたのイベント

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☆ ハウツゥスタート スリップアングル

クルマはどうやって動くのでしょうか?

トンチような質問ですが、これが案外と無視されているというか、軽視されて
いるというか、ちゃんと認識されていないことが少なくありません。あなた自
身は考えたことがあるでしょうか?

今のクルマはマニュアル通りに操作すれば何の問題もなく動きます。少なくと
も日常的な速度域では『運転』を意識する必要はありません。しかし、実際は
日常でもクルマは大変な仕事をしているという話です。

話しを戻します。クルマは運転手が操作をして、クルマが操作によって動き、
最終的にはクルマの動きがタイヤを通して路面に伝わります。そう。クルマが
動くためには、タイヤが必要です。動かない地面と動くクルマ。その間にあっ
て、クルマの動きを路面に伝えるタイヤが必要不可欠なのです。

今回はそのタイヤの話です。

* * * * * * * * * * * * * *

タイヤは滑りながら進みます。そんなの危ないじゃないか、なんて言わないで
下さい。これは事実です。グリップという言葉が使われます。路面をつかむ力
のようです。そのグリップを得るためにタイヤは滑るのです。

ある日、県道に出る道で信号待ちをしていました。今いる道は片側1車線でそ
れほど広い道ではありません。しかし交差点手前には2車線を3つに分け、そ
の真中に右折車線が用意されています。交差する県道も片側1車線の細い道で
す。こちらには右折車線すらありません。よくある地方都市の交通事情です。


右折車線の先頭で信号の変わるのを待っていました。停止線は交差点のかなり
手前に引いてあります。交差する道から内輪差の大きなクルマが左折してきた
時に大回りできる余裕を残しておこうというのでしょう。

見通しのきかない交差点に右手から突如として巨大なトラックが現れます。キ
ャブオーバー型のそれは、良く見るとトレーラートラック、つまりトレーラー
を牽引するトラクターだったのです。

現れた巨大なつい立のようなトラクターは直進するかのように見えます。「こ
んな細い道に入ってはこないよなぁ。」頭のどこかで考えています。ところが
、はっきりと見える運転手がやおら大きなステアリングホイールを左に回し始
めるのです。まさに「エエッ!」です。

交差点の半分以上を過ぎたところから頭を回そうとし始めたトラクターを凝視
します。運転手はまだステアリングホイールを切り足しています。「すいぶん
とスローなステアリングギアボックスなんだなぁ。」とタイヤの動きに目をや
ります。運転手の動きに合わせて舵角も増えていきます。

その時です。あれほどビデオカメラを持っていなかったことが悔やまれたこと
はありません。「これをみんなに見せてあげられればなぁ。」そう思わずには
いられません。

操舵輪に舵角がつけばクルマは曲がります。誰でも走思います。しかし、その
トラクターは曲がらなかったのです。と言っても、「曲がりきれずにぶつかっ
た」とかそんな話ではありません。運転手が与えた舵角ほどにはトラクターが
曲がらなかった、という話です。

文章では判りづらいかも知れませんが、その時の様子を再現してみましょう。

交差点を半分ほどすすんだトラクター。運転手は忙しそうにステアリングホイ
ールを回し始めます。前方とバックミラーを交互にみながら、と言えばそんな
に速度が出ていないのもわかるでしょう。舵角はどんどん増えていきます。ち
ょうど自分の目線の高さにタイヤの上縁があるくらいですから、フロントサス
ペンションがリジッドアクスルであることも、どれだけタイヤが変形している
かも手に取るいようにわかります。

とにかく舵角が増えているのは事実です。しかし運転手が乗っているキャブは
ほとんど向きを変えていないのです。見れば、舵角のついたタイヤが『回転し
ながら軸方向に進んでいる』のです。このシーンは本当に貴重でした。スリッ
プアングルを理解する上ではまたとない教材だったのです。

前輪がこちらを向いています。十分な距離がありましたから、ぶつかるとかそ
んな心配をする必要もなく、タイヤの動きに集中します。タイヤは回転を続け
ながら、軸方向、つまり今まで進んできた方向に進み続けます。「どこまでい
くんだろう?」そう思わざるをえません。おかしなことに、タイヤは確かに回
ってはいるのですが、非常にゆっくりと回っています。少なくとも車軸が進ん
でいる速度に見合っただけの回転をしていないことは確かです。つまり、立て
たタイヤを円周方向ではなく軸方向に押している感じです。そう。舵角はつい
ているのに、キャブ、この場合トラクターは真っ直ぐに進もうとしています。

タイヤのトレッドを見ます。奇妙な動きをしています。本来ならば、次の瞬間
に接地するであろうはずのトレッドの『とあるポイント』が、あろうことかず
っと外側に着地するのです。おわかりでしょう。タイヤに横向きの力が加わら
なければ、間違いなくトレッド上のあるポイントは接地して離れて1回まわり
、進むべき方向の延長線上にまた接地するものです。しかし、それが起こらな
い。まさにタイヤの限界を超えて走っているのです。

トラクターのタイヤはその性格から横剛性を高く取っているのでしょう。軸方
向に押されているようなタイヤのトレッドもそれほど変形はしていません。た
だ相変わらずタイヤの向いている方向とクルマの進む方向はチグハグです。

「どこまでいったらグリップするのかな。」と思わざるを得ません。既に、ゆ
うに3mはトラクターのキャブが直進とも旋回ともつかない動きをしています。

「タイヤってああやってへるんだろうなぁ。」人ごとながら心配していると、
ようやくトラクターのキャブが明確に向きを変え始めました。と言っても、そ
れまで変わっていなかったのではなく、運転手が与えた舵角にふさわしい向き
の変え方を始めたのです。

それは、運転手がステアリングホイールを切り足すのをやめてしばらくしてか
らです。運転手が足でどんな操作をしたか知る由もありませんが、少なくとも
舵角が『増えなくなって』からしばらくしてトラクターの向きが変わりだした
のです。

続いてやってきた2台目のトラクターもほとんど同じようにタイヤを横に滑ら
せながら交差点を曲がっていきます。正面から見ると自分の左側から大きく回
りこんできたトラクターは、巨大な機械をつんだトレーラーを引きずりながら
、自分の正面にきたくらいのところでやっとステアリングホイールを戻しだし
ます。俗に言う『グリップが戻って本来の走りができる』ようになったのです。
思わず声がでます。「ホッ。」

この際、「前過重が足りなかったから前輪のスリップアングルが過大になった
。」なんて考えるのはやめます。少なくとも今まで見たこともないような巨大
なスリップアングルを保ちながら、これまた巨大なクルマがコーナリングを始
め、そして直進状態に戻っていく。それを目撃できただけで十分でした。

信号が青になり、交差点を右折しながら思い出したことがあります。小学生の
時に書いた作文です。「自動車のタイヤは地面にくっついているところが凹ん
でいる。何回も何回も凹みながら回っている。かわいそうだ。」という内容で
した。その作文で賞をもらったことを思い出したのです。

ふだんなにげなく見ていることにも新しい発見はあるものです。みなさんも何
か見つけたら教えて下さい。

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