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Go − Circuit No.150 (11/25/02発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかし安
全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していないと楽しく
もないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「クルマさん
との正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●当サイトからの提案です。

<<標語>> 公道では安全運転、サーキットではそれなりに。
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■ ユイレーシングスクールの歩み

▽ 筑波ドライビングワークショッププラス受講者の声

◎ 筑波ドライビングワークアウト受講者募集中

● 筑波ドライビングワークショップ受講者募集中

○ 新春筑波スプリント&筑波エンデューロ

□ ロードスター用タイヤセット発売

▲ 受講料の支払いについて

★ 温故知信 その1 トム ヨシダ

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■ ユイレーシングスクールの歩み

ユイレーシングスクールが日本で初めて活動を開始したのは1999年12月
9日。埼玉県の桶川スポーツランドで開校した桶川ドライビングワークショッ
プでした。インターネットでの告知だけにも関わらず、当日は定員いっぱいの
16名が参加。この日からクルマの運転をもっと楽しむためのプログラムがス
タートしました。

早いもので、あれから3年。活動の場を筑波サーキットコース2000、そし
てコース1000へと移してきましたが、この間、既に延べ1447名の方が
「理にかなった運転」を学びために受講してくれました。

日本で最初のスクール開催を支援してくださった桶川スポーツランドと、筑波
サーキット公式ドライビングスクールとして活動の場を与えてくださった財団
法人日本オートスポーツセンターには感謝の言葉もありません。

他方、ユイレーシングスクール主管のスクールの卒業生を対象に開催してきた
各種のイベントも年毎に参加者が増え、延べ1150人の方に日本で最も手軽
で、かつ最も安全な自動車レースを楽しんでいただきました。

ユイレーシングスクール主管のドライビングスクールを受講していただいた方
ならびにYRSイベントに参加していただいた方に、この場を借りて厚くお礼
申し上げます。

来年の日程は既に発表してある通りですが、スクールのカリキュラムについて
は詳細を決めるまでにしばらく時間がかかります。

ユイレーシングスクールが目指すところは、『モータースポーツをもっと手軽
に、もっと楽しく、もっとみんなで!』です。ユイレーシングスクール主管の
ドライビングスクールに参加されたことのない方はぜひ近いうちに一度受講し
てみて下さい。一度でも受講されたことのある方は、ぜひYRSイベントに参
加してみて下さい。

来年も筑波サーキット公式ドライビングスクールとYRSイベントをよろしく
お願いします。

セニアインストラクター トム ヨシダ

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▽ 筑波ドライビングワークショッププラス受講者の声

筑波ドライビングワークショッププラスを受講された方の感想をまとめました。
みなさんの参加をお待ちしています。
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1)筑波サーキットドライビングワークショッププラスに参加して良かったと
思いますか?
・参加して良かったです。
・大変有意義でした。とにかく皆さん親切に教えてくださって感謝いたします。
最高でした。充実感いっぱいです。
・良かった。
・レベルが高くとても良かったと思う。
・良かったです。
・良かったと思います。
・とても良かった。
・タイムも更新できてよかった。

2)筑波サーキットドライビングワークショッププラスに参加してご自身のテ
クニックに進歩があったと思いますか?
・進歩できた。
・自己流のテクニックがかなり矯正されたと感じています。今までブレーキン
グ、ハンドリング全てがガッツンとやっていましたが車速に合わせたブレーキ
ング及びハンドリングは想像以上にゆっくりで良いことが理解できましたし、
体験しました。
・考えすぎてしまって・・・・ あまり進歩が無かったかも・・・・・。
・進歩した。
・TUKUBA1000の第一ヘアピンで、ターンインポイントが早過ぎてい
たことに気がついた。
・ありました。
・あったと信じてます。
・コース1000のヘアピンはいくらかスムーズに抜けられるようになった気がす
る。

3)受講して習得できたことを思いつくだけ列記してください。
・スレッシュホールドブレーキングと定常円旋回でのリアの出し方。
・3速でヘアピンへ進入する速度は、今まで思っていたより速いスピードで進
入しても車はスピンせずに旋回することを体得しました。また、進入速度が早
いとコーナリング中のコントロールが容易でることも感じました。
・1コーナーのインから進入する時、ブレーキを残しながら入っていき、リア
を少し滑らせながら旋回すると意外と高速で車は安定させながら走ることが出
来ました。これは快感ですね。やみつきになりますね。
・最終コーナーの旋回の仕方に不満が残ります。多分立ち上がりのコツが掴め
ていないと考えます。
・ヘアピンから次のコーナーへの繋ぎ方とそのコーナーの旋回に不満がありま
す。
・同乗走行でライン取りが解った。講習後、ビデオチェックして頂き、自分の
悪い点が解った。
・コーナリング進入でのブレーキ。
・できるようになったとは言えないのだが、スレッシュホールドブレ-キング。
・スレッシュホールドブレーキング(トムさんにアドバイスを受けていました
が、いままではどれが成功でどれが失敗か全然わからないままでした。ですが、
今回は「これは成功だ」と感じるものがありました。あきらかに減速度が違う
のです。ただ、何本か走ったうちの一本だけでしたが・・・。でも、これで成
功か失敗かの区別はできるようになりましたので、つぎはもっと成功が増える
ようになればと思います)
・ブレーキング時にトランジッションを意識するとイニシャルの制動力が減り、
意識がへるとトランジッションがおろそかになるという欠点がはっきりした。
これはコーナーリング練習でも同様の傾向があり自分ではある程度マスターし
ていたつもりのトレールブレーキングがまだまだできていない事がわかった。
コーナーリング前半の姿勢づくりにおいて多くの課題が発見でき、今後の練習
課題が発見できた。大石さんとの会話で自分のくせがいろいろと明らかになっ
た。
・加速から減速へのトランジッション、スレッショルドブレーキング、スムー
ズなコーナリング。

4)走行時間をどう思いましたか?
・時間が有ればもっと走りたかった。
・1000Kコースをもっと沢山走りたいです。くたくたになって、もう走れな
いと感じるぐらいまで走りたいです。3回測定して頂きましたが、私のタイム
を見ると、1回目、2回目は色々考えながら走っていましたので速いタイムで
はありませんでした。3回目は、最後だと思って、走ることに集中しました。
結果は、見事に1、2回目より早く、しかもタイムは安定しておりました。こ
の集中した走りを3回ぐらいあると充実感が更に大きくなると感じます。
・丁度いいのではないでしょうか。
・とても満足した。
・十分だと思います。
・一杯走れて良いと思います。もう少しインターバルがあっても良いかとも思
いましたが・・・。
・私には少ない。ただ数回スクールに参加していての感想です。特にジムカー
ナ場で感じる。
・一日の走行時間としては十分だと思う。

5)その他、感じたことを遠慮なくお書き下さい。
・午後からのコーナリングの練習をもっとしたかったです。
・質問です。できればコメントください。オーバルコースでトム吉田先生は、
コーナーに入る手前の直線部分から少しハンドルを切りまじめているのを見ま
した。当日は何も感じなかったのですが、昨日、通勤途中でそのことが突然思
い出し、実際に真似てみました。すると、車は意外と容易に旋回し、横Gを今
までより少なく感じました。進入速度に合わせながらコーナー手前の直線部分
からほんの少しだけ切り始めることは正解なのでしょうか?出非、ご回答くだ
さい。もし正解だとすると、また一つコツを掴んだことになります。本当に、
感謝しています。次回の参加を楽しみにしております。
・同乗走行は、インストラクターの方の助手席に乗り、その後、受講生の運転
で、同乗走行して頂きたいです。前回のワークアウトでは、自分の運転を助手
席からチェックして貰い、リアルタイムのアドバイスでかなりの収穫を得まし
た。無線はやはりタイムラグが少しあるのを感じます。無線も有効ですが、や
はり同乗にてのア
ドバイスには敵わないのかなと思います。 
・無線の音量がちょっと大きすぎると感じました。次の日まで耳鳴りが続きま
して・・・。今年はこれで最後になりますが、年明けにはまた時間の許す限り
参加したいと思います。スプリントにも参加してみたいです。よろしくお願い
します。
・すべての項目で最初にノーアドバイスで何回が試技させてもらってから、リ
アルタイムアドバイスする方法はいかがでしょうか。いきなりオーバルを走っ
てすぐにアドバイスに適応できる初参加の皆様を、私は尊敬してます。私はそ
んなに器用でないし、色々試さないうちにアドバイス受けるとリズムが乱れる
傾向あります。幸い今回は10月にオーバル走ったばかりでしたので私は楽でし
たが。スクールカー導入も希望します。特に午前中。参加する度に新たな発見
があり、悩みはかえって深く広がった気がします。ドライビングは楽しいが奥
が深いことを再確認しました。来年もどこかで参加します。最後は地を出して
熱く走っちゃいましたが、今後とも御指導お願いします。ありがとうございま
した。
・無線機によるリアルタイムで具体的な指導が最高に素晴しい。

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◎ 筑波ドライビングワークアウト受講者募集中

筑波サーキットジムカーナ場で開催してきた筑波ドライビングワークアウトも
残りわずか。カーコントロールの習得を最優先課題としたカリキュラムは、受
信機からのリアルタイムアドバイスを受けながらスレッシュホールドブレーキ
ングの練習と定常円旋回を行ないます。

YRSオーバルは1周155m強の小さな楕円形コースですが、オーバルコー
スを熟知しているユイレーシングスクールならではの設定なので操作の善し悪
しがはっきりとわかるます。YRSオーバルを走った方の数も延べ188人に
上ります。

「速く走りたいのならクルマの状態を知らなければならない。」このテーマを
追求する上でYRSオーバルはうってつけです。まだオーバルコースを体験し
たことのない方はぜひ参加してみて下さい。

また12月18日のTDOはカーコントロールの集大成として検定会を行ない
ます。前日にはTDWが開催されますので、2日間集中的な走りこみも可能で
す。17日にスタッフは筑波サーキット近くに宿泊しますので、夜にベンチレ
ーシングを開催したいと思います。

宿泊を希望される方はメールで問い合せて下さい。
mail@avoc.com

筑波ドライビングワークアウト参加申し込み:
http://www.avoc.com > 参加申し込み > 筑波ドライビングワークアウト
検定会申し込み:
http://www.avoc.com > 参加申し込み > 測定会

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● 筑波ドライビングワークショップ受講者募集中

12月には筑波ドライビングワークショップと筑波ドライビングワークショッ
ププラスが1回ずつ開催されます。

今年最後の筑波サーキット公式ドライビングスクールの参加を募集中です。

筑波ドライビングワークショップへの参加は次の頁から行えます。
http://www.avoc.com > 参加申し込み > ワークショップ
筑波ドライビングワークショッププラスへの参加は次の頁から行えます。
http://www.avoc.com > 参加申し込み > ワークショッププラス


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○ 新春筑波スプリント&筑波エンデューロ

来年のYRSイベント第1戦は1月19日(日)開催です。レースは今年と同
様に筑波スプリントと筑波エンデューロを行います。レース規則、車両規則と
も今年と基本的には変わりません。

スプリントについては今年成立したローソスタークラスを2クラス作りたいと
考えています。2クラスにすることによってより様々な仕様のロードスターが
わずかな差で競争できるようにするためです。ラップタイムの速い、遅いは関
係ありません。TDWを受講した方でロードスターにお乗りの方はぜひ参加し
てみて下さい。ご自身のテクニックについて新たな発見があるはずです。

エンデューロについてはレース時間を2時間から2時間10分に延長します。
レースの難易度を上げるためです。これに合わせ、今まで燃料補給を禁止して
きましたが、給油を希望するチームには個別に対応していきます。従って、今
まで燃費の問題で参加ができなかった車両が出走できるようになります。また
給油せずに距離も稼ぐか、給油して速さを優先するかという選択肢も増えます
。

エンデューロの順位決定はチェッカー優先であることには変りありません。ま
たYRSで3台のレンタル車両を用意する予定なので希望される方はご連絡下
さい。

YRSイベント問い合わせ:
mail@avoc.com

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□ ロードスター用タイヤセット発売

夏以来開発を続けてきたロードスター用のバイアス構造セミレーシングタイヤ
を販売します。タイヤはダンロップのG5。サイズはF5.60−13。ホイ
ールはワタナベの1360です。

バイアスタイヤはラジアルタイヤに比べその構造上剛性、グリップとも低いた
め限界も低いことは事実ですが、限界域での特性がおだやかなのでコントロー
ルがしやすいという特長があります。剛性が低い分操作に慣れることが必要で
すが、バイアスタイヤ特有の大きなスリップアングルはクルマを滑らせながら
加速するという「昔ながらの楽しい乗り方」を可能にします。

しかしながら、ハイトの高いタイヤなので13インチホイールを使用するため、
初期型のNA6CとNA8C(8Cは5.5インチ幅)にしか履けません。
NB系はフロントブレーキが大きくなっているので装着できないのです。した
がって、今回のタイヤセットはNA6C、もしくはNA8C専用となります。
ご了承下さい。

G5はセミレーシングタイヤなので町乗りには適しませんが、余裕のある方は
ぜひ試してみて下さい。購入された方には、スリップアングルの大きいタイヤ
を履いた場合の操作方法を個人的に指導します。

価格はホイール4本、タイヤ4本、組み込みバランス込みで16万円(消費税
別)です。購入を希望される方は以下のアドレスに氏名、住所、電話番号、車
両形式をお書きの上、件名もしくはSubjectにロードスターホイールと
記入してメールを送って下さい。

タイヤセット購入申し込み:sales@avoc.com

尚、組み込み済みのタイヤは筑波サーキットでお渡しすることになります。そ
れ以外の場所に配達する場合は別途料金がかかります。

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▲ 受講料の支払いについて

今まで受講料および参加費の支払いには銀行振込と郵便振り替えの2つの方法
がありましたが、12月から銀行振込だけになります。事務処理を効率化する
ためですので、ご了承下さい。12月以降に参加を予定されている方は各スク
ールの案内を再度確認の上でお申し込み下さい。

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★ 温故知信 その1 トム ヨシダ

当時の品川区大井出石町にはほとんどクルマが通ってなかった。目にするのは
近くの八百屋さんのオート三輪、進駐軍のジープ、そしてくみ取りにくるバキ
ュームカー。原町を通る環状バスには戦時中使っていたとおぼしきトラクター
を改造した全長のいやに長いトレーラーバスが走っていた。そんな時代だった
。

事情があって運動が全くダメ。模型の飛行機、と言っても飾るのではなく飛ば
すために作るライトプレーンやUコンが最大の楽しみではあったけど、自動車
とそれを運転する人には夢に近いあこがれがあった。

「いつも運転できるのだからくみ取り屋さんはエライ。くみ取り屋さんになり
たい。」と言っては祖母にたしなめられ葉したが、時々発進する時にギアを鳴
らすくみ取り屋さんも自分の中では英雄だった。がに股で実用自転車をこいで
いるおまわりさんよりもカッコ良かった、絶対に。「どうすれば、あんなに思
うようにクルマを動かすことができるのかな?」そればかり考えていた。

時折見かける黒塗りのアメ車なんかはこの世のものとは思えなかった。自分と
は距離がたしかにあった。長いシフトレバーを巧みに操るくみ取り屋さんが好
きだった。クルマを動かしている姿に心が踊った。「自分も運転してみたい。」

ある日バキュームカーのタイヤが、その重みのせいか、ヘシャゲながら回って
いた。作文の時間に『タイヤは一生懸命働いているのにかわいそうだ』という
意味の文を書いたら、「よくそんなところまで見ていたね。」とクラス全員の
前で誉められた。

八百屋さんからもらったりんご箱に戸車をつけて、クルマのめったに来ない家
の前のスロープを下って運転手を気取っていた。車高(?)を高めるために戸
車を逆に取り付けると、すぐに釘が吹っ飛んだ。最初は木ねじの存在など知ら
なかった。車高が下がるからりんご箱の下に「ゲタ」をはかさなければならな
かったが、そうすると1周間は遊べるようになった。

そのうち足ブレーキで向きを変える自分の姿がぶざまに見えてきた。「運転手
はもっとカッコイイ。」

りんご箱をひとつつぶして操舵装置を作った。戸車を二個取りつけておいて、
1本の太い釘で操舵板が回転するように付けた。「これで運転手だ!」操舵板
の両端から紐を伸ばし、それを引いてステアリングする。できるはずだった。
しかしステアリングを切るとりんご箱は止まった。「なぜなんだ?」

もちろん、その頃にホイールベースという言葉もアッカーマン方式と呼ばれる
クルマをスムースに曲げるための技術など知るわけがない。なんどやっても曲
がろうとすると足を箱の中に入れているのにスピードが落ちてしまう。最後は
手で操舵板を操作した。そっとやればいいのだろうと思った。地面と2センチ
も開いていない操舵板を握る手の甲がこすれて切れた。

親戚中で真っ先に免許を取った人に聞いてみた。「なぜスピードが落ちてしま
すの?なぜ曲がらないの?」頭をポマードでテカテカにしたオジさんは、しか
し、知らなかった。

循環バスの運転席の後ろに座り、一回バス賃を払っただけで何周もする。混ん
でくると「次の原町で降りようね。」と言われることが多くなった。

「運転手になりたい!」そんな少年だった。


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