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         Go−CircuitNo.242(03/11/08発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかしク
ルマを安全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していない
と楽しくもないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「ク
ルマさんとの正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングス
クールからの提案です。●公道では安全運転を。サーキットではそれなりに。
》》Be Smarter、Drive Safer and Faster《《
     【  Yui Racing School Offers Serious Entertainment  】
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|1) YRSアップデート
|2) 50歳からの運転
|3) 参加申し込み受付中
|4)クルマを動かす その5			トム ヨシダ
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|1) YRSアップデート
・2008YRSドライビングワークショップFSW結果
http://www.avoc.com/pt/0308ydwf.htm
・YRSオーバルFSW歴代ベストラップ一覧
http://www.avoc.com/pt/0311oval.htm

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|2) 50歳からの運転
  ユイレーシングスクールは50歳を過ぎてご自分のドライビングポテンシャ
ルを向上させようと思う方を応援します。
  過去にユイレーシングスクールのカリキュラムを受講されたことのない方を
対象に、2008年の受講料(エンジンドライビングレッスンは除きます)を
割引いたします。割引率は一定ではありませんが、その都度本メールマガジン
で告知します。尚、参加申し込みフォームを送信した後、3日以内に本メール
マガジンに掲載した受講料を指定の銀行にお振込み下さい。

  ご質問のある方はメールか電話(090-9837-1494)でご連絡下さい。 

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|3) 参加申し込み受付中
  現在、以下のカリキュラムの参加申し込みを受け付けています。

| ※申し込み期日を過ぎても定員に達しない場合は引き続き受け付けを行いま
| す。枠がある場合は当日受け付けも行いますが電話でご連絡下さい。その場
| 合は受講料を当日の受け付けでお支払い下さい。
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|■ 3月29日(土) YRSエンデューロFSW
  今年初めてのFSWでのエンデューロ。昨年同様130分の耐久レースです。
現在の最多周回数は191周。過去には四駆ターボも無給油で完走しています。
同じ時間で走れる距離はまだまだ伸びるはずです。今だからこそ、エネルギ
ーを有効に使う運転に挑戦してみませんか?
  チームを組むのは1人から4人まで。1人で参加される方は割引の特典があ
ります。詳しくはお問い合わせ下さい。

・YRSエンデューロ規則書
http://www.avoc.com/2race/closed/yes.shtml
|※50歳以上の方が初めてYRSのスクールレースに参加される場合は参加
費割引の特典があります。詳細についてはお問い合わせ下さい。

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|■ 3月29日(土) YRSスプリントFSW
  起伏のあるFSWはフラットな筑波に比べて失速する可能性が大。競争する
には速さよりも巧さが武器になります。腕に覚えのあるYRS卒業生は絶対的
な速さではなく相対的な速さを身に付けるためYRSスプリントに参加してみ
てはいかがでしょう?  

・YRSスプリント規則書
http://www.avoc.com/2race/closed/yss.shtml
|※50歳からの運転:対象となる方は受講料が15,000円になります。

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|4)クルマを動かす その5			トム ヨシダ

※ある日のネットニュースから
  19日早朝、北海道○○町内の国道△△△号で、走行中のワゴン車がカーブを
曲がりきれずに路外へ逸脱する事故が起きた。クルマは電柱に衝突して大破。
助手席に同乗していた男性が死亡している。
  北海道警○○署によると、事故が起きたのは19日の午前6時15分ごろ。○○
町XX付近の国道△△△号で、ワゴン車が路外に転落して大破しているのを通
り掛った別のクルマの運転者が発見。警察に届け出た。
  ワゴン車は右カーブを曲がりきれず、道路左側に逸脱して歩道に乗り上げ、
片輪を側溝に落とした状態で約50m滑走。最終的には電柱に衝突していた。
クルマは左側部分を中心に大破しており、助手席に同乗していた□□歳の男性
が頭部強打で死亡。運転していた■■歳の男性も打撲などの軽傷を負った。
  警察では速度超過と、これに起因するハンドル操作のミスが事故につながっ
たものとみて、運転していた男性の回復を待って業務上過失致死容疑で事情を
聞く方針だ。

        ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆ 

  亡くなられた方、怪我をされた方はお気の毒に思うが、我々はこんなニュー
スを頻繁に見聞きする。このニュースからは何が原因で事故が起きたのかを知
る由もないが、ふつうに運転していれば起きないはずの交通事故が起きたこと
により、一人の方がなくなりもう一人が怪我をされたという事実は重い。
  いったい何が事故を引き起こすのか?  原因は様々だろうし事故の要因がひ
とつであるとは限らない。しかし事故が起きた場合、特にそれが単独事故であ
るならば、原因は『運転』にあるとしか言いようがない。乱暴な言い方だが、
運転していなければ事故は起きなかったのだから、速度超過があったにしろ操
作ミスがあったにしろ、事故の原因は運転にある、正確に言えば運転の仕方に
あると言うのが自然だ。
  誰も事故を起こそうとして運転しているのではない。自分が事故の当事者に
なるとは思わないで運転しているのではないだろうか。事故を起こさないよう
に注意して運転しているに違いないのだ。
  それでも事故は起きる。

        ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆ 

  いったん事故を起こしてしまうと悲惨な結果に結びつく可能性を秘めた運転
とは、いったいどういうものなのだろう。それは単にクルマを動かすという動
作のことをさしているのではない、と言うのがユイレーシングスクールの主張
だ。運転には運転する人の社会的側面と個人的資質がついてまわるという話だ。
  社会的側面と言うのは、クルマという道具を使ってその人が何をどうしよう
としているかと言うことだ。「事故を起こさないように注意して走ろう」もそ
うだし「捕まるとまずいからスピードは出さないようにしよう」とか、あるい
は「安全第一だから法定速度は必ず守る」とか、その人が運転する時に自分に
課すルールのようなものだ。では何をよりどころにしてその人なりの決まりを
決めているのか。ほとんどの人が最初に道路交通法を挙げるだろう。異論はな
いはずだ。交通の安全かつ円滑な流れを目指す道路交通法は万人に公平なはず
だから運転する人全てが守って当然の法律であるはずなのだが、実際は守られ
ていないことのほうが多い。
  それはある意味、日本の道路交通法が現実に則していない、つまり現在の交
通の状況をカバーしていないと運転する人に思わせているのが理由ではなかろ
うか。日本の道路交通法はお役所仕事らしくかなり過保護に作られている。要
するに『事故を起こしてはいけない』とばかりに規制が厳しい。いきおいそん
な規制など守らなくても安全さ、という意識が芽生えて当然だ。必要以上に低
い制限速度。いまだに増えつづける信号機。運転する人の安全に対する教育を
せずに規制で縛って安全を実現しようという姿勢。本人の自覚が成長しないま
まに日本のクルマ社会は発展してきた。
  しかしだからと言って、道路交通法を破ってもいいということにはならない。
それは道路交通法が公の道を運転する人にとって、唯一共通認識のたたき台に
なっているからだ。赤信号では誰もが止まるがら交通体系は成り立つ。幹線道
路にいまだに設置されている非感応式の信号なんてじゃまだと思っても、赤信
号で止まらなければ事故の可能性はある。なぜなら交差する交通は青信号なの
だから。

  さて、現実に則さない法律があって、それでも法律を守らないと危険な状況
というものがあって、ではなにをよりどころに各人が自分なりの運転のルール
を作っているのだろうか。
  そこで運転する人の社会的側面、というものが登場する。運転技術というよ
うな個人的資質とは異なり、その人がどのように公の交通と向き合い、どうい
うルールでクルマを走らせるかという意識の問題だ。ふだんなにげなく運転し
ていると忘れがちだが、この公の交通に対する意識を明確にしておくことは非
常に重要だ。安全にクルマを運転して目的を達成するためにはどうすればいい
か考えるということだ。
  制限速度を越えて運転していても危険ではないこともある。それは事実だ。
しかし、その人が思っている安全の範囲が常に担保されているという保障はど
こにもない。道路には直線部分もあるがカーブもある。登り坂もあれば下り坂
もある。対面交通もあれば交差交通もある。
  安全に運転するためにはあらゆる状況に対応できる範囲で走らなければなら
ないのは当然だ。その安全を確保するために一人ひとりが、自分の運転技術に
みあった自らのルールを作らなければならない。個人の資質を基にした社会的
側面の構築だ。それは、公道だけでなくクローズドされたサーキットでも同様
に求められる。
  
  しかし現在の日本の交通を眺めていると、そんな意識もなくただクルマが便
利だからと適当に運転している人が実に多い。街中や高速道路で出会う運転者
の中には、「この人は安全に気をつけて走っているな」と思う人と、「この人
はたまたま安全に走れているだけで、潜在的に事故を起こす可能性があるな」
という2種類の人がいる。
  事故を起こすのは運転技術が未熟だからではない。運転技術が卓越していて
も状況判断を誤れば事故は起きる。
  運転技術があれば、確かに道路を逸脱しないで走れたかもしれない。実際、
サーキットではオーバースピードでコーナーに入ってもコースアウトやスピン
をしない人もいる代わりに、それほどスピードは速くないのにクルマのバラン
スを崩す人もいる。
  速くないのにコースアウトしたりスピンする人は、単に運転技術が稚拙なだ
けではなく、その速度でコーナーに入っていっても大丈夫だと思ってしまう当
人の意識が幼稚なのだ。コーナーを速く回る技術がないのであれば低い速度か
ら徐々に練習すればいいのに、サーキットは速く走るものだとばかりに自分で
は御しきれない速度で走ろうとする。運転とその人の実体が一致していないの
だ。
  それは公道でも同じこと。ある人が安全だと思って飛ばしていても、その速
度は十分に危険である場合もある。何を根拠に安全だと思うかが問題だ。

  根拠のないままに運転し続けることはやめたほうがいい。運転技術そのもの
を向上させることも必要だが、それ以上に交通に自分がどう向き合っていくか
という意識を育てるべきだ。それがユイレーシングスクールが言うところの
『運転する人の社会的側面』だ。

        ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
  
  最近耳にする単独事故のニュースにはなぜか路外逸脱の事故が多いような気
がする。昨年だったか、息子に高性能4WDセダンを買ってやったばかりに1
週間もしないで路外に逸脱。壁に激突して死亡。「買ってやらなければ良かっ
た」と悲嘆にくれる父親の話も聞いた。
  クルマは確かに魔法の道具かも知れない。クルマに乗ればなんでもできると
錯覚するのもある意味では致し方ないのかもしれない。自分の能力が高まった
と思い込むことも不思議ではない。しかしクルマが使い方を間違えれば、危険
な道具に豹変することは幾多の例が示している。

・ユイレーシングスクールポリシー
http://www.avoc.com/9misc/info/yrspolicy.shtml

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