Home > YRS Media-Info >
≡≡YuiRacingSchoolpresents≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

Go?CircuitNo.257(09/20/08発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかしク
ルマを安全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していない
と楽しくもないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「ク
ルマさんとの正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングス
クールからの提案です。●公道では安全運転を。サーキットではそれなりに。
》》Be Smarter、Drive Safer and Faster《《
【 Yui Racing School Offers Serious Entertainment 】
======================================================================
|1) 参加申し込み受付中
|2)クルマを走らせる その2 トム ヨシダ

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
|1) 参加申し込み受付中
現在、以下のカリキュラムの参加申し込みを受け付けています。

| ◆ ◇ ◆ クルマの運転の楽しさを味わってみませんか? ◆ ◇ ◆

| ※申し込み期日を過ぎても定員に達しない場合は引き続き受け付けを行いま
| す。枠がある場合は当日受け付けも行いますが電話でご連絡下さい。その場
| 合は受講料を当日の受け付けでお支払い下さい。
----------------------------------------------------------------------
|■ 9月27日(土) YRSオーバルスクール FSW
数あるカリキュラムの中でも唯一週末に行われるオーバルスクールです。平
日の参加が難しい方はぜひ参加して下さい。時間の都合で半日のスクールです
が、座学やアドバイスなどカリキュラムは通常のオーバルスクールと変わりあ
りません。

・YRSオーバルスクール FSW開催案内
http://www.avoc.com/1school/oval/yosf.shtml

----------------------------------------------------------------------
|■ 9月27日(土) YRSオーバルレース FSW 第5戦
今年のオーバルレースシリーズも残すところあろ2戦。オーバルスクールを
卒業された方のレースデビューをお待ちしています。

・2008YRSオーバルレース第5戦 FSW規則書
http://www.avoc.com/2race/oval/yor.shtml

----------------------------------------------------------------------
|■ 10月1日(水) YRSドライビングワークショップ FSW
ジムカーナ場での定常円走行とサーキット走行を組み合わせたYRSドライ
ビングスクールがドライビングテクニックの総論に近いものだとすると、YR
Sドライビングワークショップはその中のブレーキングとコーナリングに特化
して掘り下げた練習を行うカリキュラムです。みなさんが苦手のスレッシュホ
ールドブレーキングやターンインを徹底的に練習します。
ドライビングワークショップでの説明は「目から鱗」の連続のはずです。サ
ーキットを走るつもりはなくても、サーキットを走ったことがなくても、運転
に興味のある方はぜひ受講してみて下さい。ふだんの安全運転に役立つこと請
け合いです。

・YRSドライビングワークショップ FSW開催案内
http://www.avoc.com/1school/driving/ydwf.shtml

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
|2)クルマを走らせる その2 トム ヨシダ

クルマは電気やガスや水道といった生活に密着するインフラではありません
が、現代においては我々の生活の中で重要な位置を占める生活手段であること
は疑いのないことです。同時にいわゆるインフラと異なり、現代において最も
人間を解放した道具といっても差し支えないでしょう。運転免許と自動車さえ
あれば自由に移動することが可能ですし、重い荷物も運べて雨の日も苦になり
ません。
しかしながら連日のように自動車に起因する事故で多くの方が亡くなり怪我
をしているのも事実です。自分に責任はないのにもらい事故で悲惨な目にあう
ことも少なくありません。そんなニュースを目にするたびに心が痛みます。他
人のこととは言え、本来は便利な道具であるはずの自動車が人間を不幸にする。
誰もができれば避けたいと思うはずです。
メーカーは自動車を安全で快適なものにすることに邁進しています。そのお
かげで我々は自由を手に入れることができるのです。しかしながら、間違いを
犯しやすい人間が自動車の運転に欠かせないかぎり、決して自動車は安全な道
具とはなり得ないのです。
交通事故のほとんどは、本来、避けようとすれば避けられたはずなのですが、
事故は起きてしまう。人間の過ちによってです。ですが、我々の生活にもはや
自動車が欠かせないものになっている以上、事故を起こす直接的な原因となり
うる『運転』と正面から向き合って、自動車の利便性を享受するためにも事故
を回避する方法も学ぶ必要があると思います。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

昔は16歳で軽自動車免許をとることができましたから、運転年数は43年
になります。カローラのダッシュボードが鉄板むき出しで、タイヤは轍に右往
左往するバイアスタイヤしかなかった時代からずっとクルマと交通を見続けて
きたことになります。
その目から見ると、現在のクルマ社会、とりわけ交通はいささか悲惨な状態
に映ります。確かに昔も交通事故はありましたし、潜在的に事故を起こしそう
な人もいました。しかしクルマが生活の道具ではなく仕事の道具であった時代
にはある種の秩序が存在しました。事故を起こしていたのはその秩序を無視し
た人たちだったのです。
しかし今。秩序を乱す人が巷にあふれています。秩序を乱すという言い方が
抽象的過ぎるのなら、『我が物顔に走り回る人』と置き換えてもかまいません。
交差点の真ん中で子供を降ろす親。駐車場があるのにも関わらず路上にクル
マを止めて買い物に行く人。運転しながら携帯電話を使い、信号が青になって
も発信しない若者。直進車の直前で右折する人。多くのことが法律で禁止され
ているはずなのに、それが平然と行われています。おそらくそうする人は「み
んながやっていることではないか」と言い訳するか、自分がすることは間違っ
ていないと思ってやっているでしょう。確かに今のクルマの台数を監視し違反
を全て取り締まることは現実問題として不可能ですし、いちいち取り締まって
いては交通の流れに支障がでることも容易に想像がつきます。路上で運転して
いる人全てに運転の正誤を理解してもらうことなどさらに不可能です。しかし、
取締りがないから何をやってもいいということにはならないはずで、本来は公
的な取り締まり以前に本人の交通に対する意識が必要だと思うのですが。街中
を走っている人全てがそうだと言うつもりはありませんが、日本には無秩序な
交通の予兆があるような気がしてなりません。
元来、道路交通法というものは交通の安全かつ円滑な流れを実現するために
作られた法律のはずですが、もちろん他の法律同様に改定が追いつかず現代ク
ルマ社会にはそぐわない部分も確かにあります。しかし法律は違反をしなけれ
ば、違反を見咎められなければ軽んじてもいいという話ではないはずです。法
律にはその法律ができた背景があります。そして法律が目指すとことの精神が
あります。道路交通法で言えば、それが安全で快適な交通ということになるわ
けです。
「みんながやっているから」と自分のことだけしか考えずに運転している人
は、今の交通事情の中では確かに違反切符を切られるような違反はしていない
かも知れませんが、それ以前に法律の精神を無視していることになるのではな
いでしょうか。ここでいう法律の精神とは、運転する者全てが安全でかつ円滑
な交通を実現するために努力しなければならない、という道路交通法の大前提
だと思います。
つかまらなければ、わからなければやっていいという話ではなくて、そうす
ることで潜在的な危険が増していることにすら気が付かないことが、実は運転
する人にとって本当の危険なのです。

日本で住んでいるのは千葉県八千代市。千葉市の北、船橋市の東にある典型
的な地方都市。ドライビングスクールの開催日以外に運転するのは、打ち合わ
せで東京に行く以外は八千代市近辺だけです。 クルマの運転を教えることが
仕事ではありますが、クルマを走らせることを生業にしているわけではないの
でそれほど急いでクルマを走らせることはありません。なので他人がどんな運
転をしているか観察するには都合がいいのです。時間がある時には駐車場にク
ルマを停め、交差点を行き来するクルマとその運転手がどんな操作をしている
か見せてもらうこともあります。それがヒントになってスクールの時のアドバ
イスが生きてくることもありました。
そんな観察をしていると、安全かつ円滑な交通の流れが道路交通法の精神と
するなら、かなりのドライバーが法律違反ならぬ精神違反を犯しているのを目
にします。それは、単に運転技術の問題である場合もあるし、どういう操作が
その場合に適切なのかわかっていない場合もあるし、

「そりゃないでしょ!」

と叫びたくなるような間違いなく自分勝手な発想で運転している場合もありま
す。
昔と違って困惑するのはパリッとしたジャケットを着こんで高級セダン(そ
んな車種があるかどうかは別にして)に乗っている人にも横着で品がない運転
をする人が見受けられることです。昔はその手の運転をする人は、やはりその
手の人だなと一見してわかりました。近づかないほうがいいな、と判断するこ
とができました。しかし今は誰が何をするかわからない、と言ったら大げさで
すが、それほど潜在的にはその手の人なんだと思わざるを得ない場面が多々あ
るのです。
道路交通法の精神が安全かつ円滑な交通の流れにあるとしたら、少なくとも
まず他人に迷惑をかける運転をしてはならないことぐらい誰にでもわかるはず
です。しかし意図的なのか状況を把握できていないのか、他人に迷惑をかけて
その上で自分の運転を完結させている人のなんと多いことか。ワンボックスカ
ーやステーションワゴンに子供を乗せてそれをやるものだから、子供はそれを
当たり前だと思い込むでしょうし、状況が好転する要素が見られないのがつら
いところです。

あるスーパーマーケットの駐車場。前には片側一車線の道路。今、左手にあ
る駐車場から道路に出ようとしているクルマがあります。こちらはその道路を
進行中。間合いを計ればまずこちらが駐車場を通り過ぎ、その後にそのクルマ
が道路に出るだろうというタイミング。実際、そのクルマはこちらの通過を待
っているかのように見えます。
ところが、こともあろうかこちらが近づくとやおら道路に頭を突っ込んで来
ます。こちらはブレーキを踏んで速度を落とします。ところが駐車場の前の道
は登りになっているから平坦地に比べて加速が期待できません。なんで待てな
いのでしょう。なにしろこちらの後ろにはクルマが1台も走っていないのです
から、こちらをやり過ごせば自分のペースで道路に出ることもできたでしょう
に。
しかも慌てていたのか反対車線に飛び出しそうになってアクセルを緩め、今
度はクルマが巻き込むような挙動をして本人自身が驚いていたのが見て取れま
した。
直前に割り込みことでなにかメリットがあるのでしょうか?割り込まなけれ
ばならない理由があるのでしょうか? ないはずです。そのクルマの運転手の
心理状態はわかりませんが、おそらく相手にブレーキを踏ませることになって
もそれが交通というものだと認識しているに違いありません。あるいはもっと
能天気に他人のことは気にしない。自分がしたいようにすればいい、と思って
いるのでしょうかか。そう。全てが場当たり的な運転に見えてしまいます。そ
うすることによって何を得、何を失うかには無頓着で、ひたすら自分のやりた
い通りにする、そうしているとしか思えません。
時間にして数秒のことなのですが、割り込んできたクルマは間違いなく自分
に対しても他人に対しても潜在的な危険のある運転をしたわけです。仮にこち
らがわき見運転をしていて道路に出てくるクルマの確認が遅れたとします。ひ
ょっとすると追突の可能性も出てくるわけです。要するにリスクに対する意識
が希薄なのではないでしょうか。もし「私もそんな目にあったことがあるし、
みんなもそうじゃない。お互いさまよ」と言うなら、それこそ問題です。他人
の手助けがなければ成り立たない運転は未熟だと思います。全てのことがらを
自分で判断し責任を持って行動する。運転は、それが公道であろうとサーキッ
トであろうと自己完結しなければならない全人格的な行動であることを理解す
べきだと思います。

もし運転する人がクルマを動かすことについて知識と経験があれば、とっさ
に判断を下さなければならなくなった時に異なったより安全な答を導き出せる
かも知れません。車が昔ほど御しにくいものではなくなり、全神経を使わなく
ても走らせることができるようになった現在だからこそ、運転の幅を広げてみ
ようと思いませんか?ユイレーシングスクールならそのお手伝いができます。

・ユイレーシングスクール教科書
http://www.avoc.com/5media/textbook/textbook.php?page=0
・ユイレーシングスクールポリシー
http://www.avoc.com/9misc/info/yrspolicy.shtml

********************************************************** 奥付け ****
□メールマガジン"Go?Circuits"
□有限会社ユイレーシングスクール発行
□編集/文責:トム ヨシダ
■問い合わせ:090?6539ー4939(朝9時?夜8時)
□オリジナルサイト:http://www.avoc.com/
□Copyright:Yui Racing SchoolCo.,Ltd.
□Copyright:1986-2006 AVOCCORPORATION
本メールマガジン、オリジナルサイトの全部、または一部を複製もしくは引用
されたい方は、事前に発行人までご連絡ください。
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ Presented by Yui Racing School≡