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こんなことはどうかな?

で、「理にかなった運転」を提唱するユイレーシングスクールとしては少しばかり小難しい話をする。
ここでは、なぜ「コーナリングにアウトインアウトのラインが重要」かというテーマについてだ。

下の式を見て欲しい。先にタイヤがグリップしていなければクルマを外に押し出そうとする遠心力に抗ってコーナリングすることはできないと書いた。そのグリップのことをコーナリングフォースと呼ぶ。タイヤが発生する遠心力に等しい回転運動の中心に向かう力のことだ。タイヤに備わるいくつかの性能のうち、速く走るためには最も重要なものだ。

次の式はそのコーナリングフォースの大きさがどうやって決まるかを示したものだ。ややこしいという人は、式の中の定数を省いてみれば言い胃だろう。走行中のクルマの重量が変化するわけはないんだからWはいらない。重力加速度も一定だからいらない。もうわかったかな。

コーナリング速度の決め手となるコーナリングフォースは、速度の二乗をコーナーの半径で割った値になる。速度とコーナーの半径。どちらも安全に速く走るためには欠かせない大切な要素だ。

そう。コーナーの半径が大きくなれば?速度が上がれば?ド・ウ・ナ・ル?

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