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コーナリング − コーナーは攻めるためにあるのではない。加速のための準備だ。

アメリカでも日本でもサーキットに蔓延している誤解がある。「クルマを速く走らせるためにはコーナーを攻めなければならない」、という思い違いだ。

ある性能のクルマがある半径のコーナーにさしかかった場合、必ず限界速度というものが決まる。天才であっても限界速度より速くは走れない。クルマと格闘する自分にホレボレする以外は、コーナーで頑張っても意味がない。君が大のナルシストなら話しは別だが。

基本クニック

  • ステアリングを切り込んだ時からまっすぐに戻すまでがコーナリングだ。
  • コーナーに入って加速したり減速するのは、「いきあたりたりばったり走り」の証拠。
  • 通過するラインはアウトインアウト。半径が大きいほど通加速度(と安全マージン)は高い。
  • ターンインの前には必ずコースのアウト側いっぱいによる。
  • コーナーのインに必ずつく。
  • コーナーの出口では必ずコースのアウト側いっぱいによる。
  • コーナリングの前半と後半では目的が異なる。目的に合った操作をする。
  • 応用テクニック

  • コーナリング中はクルマが加速も減速もしない状態が最もロードホールディングが優れる。
  • 連続したコーナーではアウトインアウトを無視した方が速い場合もある。
  • コーナーの形状によっては変則的なラインのほうが速い場合もある。
  • 速く走るためにはコーナーの出口の速度を高める努力をする。
  • 危険回避テクニック

  • コーナーのインにつけそうもないと思ったらわざと大回りをしろ。
  • テールの流れを抑えられないと思ったら、ブレーキをロックするまで踏め。
  • クルマが思ったより曲がらない時は、ステアリングを戻してからブレーキを使え。
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