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初めはわからなくて当たり前

Q1:ドリフトってなんですか?

Q2:ノーマルの車で受講できますか?

Q3:サーキットを走ったことがないけど?

Q4:受講したら役に立つの?

Q5:4駆独特の乗り方は?

Q6:とても参考になりました。

Q7:楽しみにしています。

Q8:運転が下手で悩んでます。

Q9:今後とも頑張って下さい。

Q1:「初歩的質問大歓迎」の記述がないとできない質問だったんですが、ドリフトってなんですか?イメージ的には掴めるんだけど、実際にどういうアクションをいうのかがいまいち分かりません。

A:最初にタイヤの話です。四輪車の場合クルマと地面を結び付けているのはたった4本のタイヤです。しかも接地している面積は合計でもA4サイズほどしかありません。そして厳密に言うとクルマは動き出した時からタイヤをスリップさせて進んでいます。これは直進であろうとコーナリングであろうと同じです(タイヤが減るのはそのためです)。

しかしタイヤの性能とサスペンションの機能により、ある速度までは「レールの上を走っているような軌跡」でクルマは動きます。ですから運転していても不安を感じないのです。一般的な速度で運転していて「クルマが思った方向に進まない!」という経験をすることはありません。いわゆる、タイヤがグリップする範囲で走っているからです。

ところがです。ある速度域になるとドライバーの意志とは関係なく、自然の法則とクルマの性能のバランスが崩れることになります。

ドリフトとは英語の DRIFT で意味は漂流するとか押し流されるなどの意味です。クルマの場合は、「コーナーを通過中にコーナーの外側に向かって流されること」を指します。具体的に言うと、高速で走行するサーキットで「本来通るはずの軌跡よりも外側をクルマが進むこと」です。

サーキットを走るのは速く走るためですから、基本的にはクルマの限界まで攻めています。この時点で、タイヤのグリップは限界に達し、あるいは限界を越え、クルマはコーナーを「ドリフト状態」で抜けています。コーナーのインにきちんとついたりアウトにはらんで立ち上がっていくのは、ドライバーが「ドリフト量を予測して」ラインを修正しているからです。実際には、極端な話ですが、クルマは氷の上を走るように滑りながら(流されながら)走っているのです。

尚、本来のドリフトは高速で走るために自然に(結果的に)発生するものですから、サイドブレーキを使ったりわざとクルマのバランスを崩してスライドさせる「ドリコン(ドリフトコンテスト)的走り」とは全く異なります。TOP


Q2:ノーマルの車でユイレーシングスクールを受講できますか?

A:もちろんです。ノーマルの方がクルマの挙動がわかりやすいのでテクニックの習得には適しています。むしろサスペンションを固めたりグリップの高いタイヤを履いていると、走っていてなぜそうなるのかがわからないことが多いので、ユイレーシングスクールの場合はできるだけノーマルなクルマでの受講を勧めます。軽自動車でもワンボックスでもかまいません。走りの理論はひとつですから車種は問いません。TOP


Q3:私はサーキットを走ったことがないのですがそれでも受講できますか?

A:ぜひ受講して下さい。ユイレーシングスクールでは受講生の経験に応じた対応をしますので心配はありません。そのために1回のスクールで受け入れる受講生の数を限っています。TOP


Q4:ユイレーシングスクールなんかに受けても実際に役立つの?

A:安全に速く走るための近道はありません。しかし最も大切なのは「走りの理論」を覚えてしまうことです。と言っても難しい理論ではありません。反復練習を通して「こうするとクルマがこうなる」ということを理解することが第一。そのうちに「クルマさんを怒らせないための走り方」がわかってきます。そうなればしめたもので、「走りの理論」はサーキットを速く走るためにも公道を安全に走るためにも役にたちます。TOP


Q5:このたびランサーevo6を購入したものです。元々4駆が好きでワゴンで遊んでいましたが、何かこの車恐ろしく速いです。4駆のスポーツカーの独特の乗り方などご意見ありましたら教えてください。

A:最新の技術は4駆を「舗装路で速く走る」クルマに変えました。しかし、もともと4駆は滑りやすい路面で駆動力を路面に伝達するために生まれた技術ですから、いかに4駆といえどもできることとできないこと、得意なことと不得意なことがあります。これをはきちがえると、クルマが速いだけに「オットット」ということになります。とは言え、4本のタイヤで走るクルマの操縦に必要なのは、2駆、4駆を問わず同じ「状況を把握して的確に操作する」という原則です。4駆の場合は、クルマそのものが速いわけですから、無理することはありません。コーナリングは余裕を持って行い、4駆の性能が発揮しやすい直進の加速と減速を有効に利用することです。TOP


Q6:全部読ませていただきました。とっても参考になりました。スケジュールが合えば、ドライビングスクールに参加したいと思います。

A:ご愛読ありがとうございます。まだまだお伝えしたいことは山ほどあるのですが、クルマの運転は実際の場でコツを覚えていただくのが最も効果的だと思っています。来年からは日本に長く滞在し月に複数回開催できるよう計画中ですので、ぜひご参加ください。今後ともよろしくお願いします。TOP


Q7:本当に走り屋には必見のHPですね。参考になります。是非これからも楽しく役に立つ内容、楽しみにしています。

A:こちらこそよろしくお願いします。 TOP


Q8:嬉しいホームページを発見できて幸せです。運転がものすごく下手なので悩んでます。サーキットで上手に走れる講習会や、ドリフトを初めてやる人の講習会みたいなものがあったらなぁ〜って思っていました。

A:今までアメリカを活動の拠点にしていましたが、99年中には日本でユイレーシングスクールのプログラムを始める予定です。ぜひご参加ください。TOP


Q9:メールマガジン創刊号、拝見致しました。読み応えのある内容に感動しています。メルマガの発行は継続が非常に難しいので今後とも頑張ってください。

A:クルマは「人間能力拡大器」だと思っています。クルマさんと正しく付き合うと、もっと楽しい世界を覗くことができると思っています。これからもよろしくお願いします。TOP

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