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自分で走らずクルマに走ってもらう − クルマと上手く付き合う方法だ

クルマの運転は簡単なようでいて難しい。でも特殊なテクニックを備えた人だけが上手いのではない。

誰にでもクルマを上手く運転できるようになる素地はある。誰でもサーキットを安全に速く走れるようになる。そのためには常に意識して運転することだ。

ふつうの人ならば突然空中ブランコに挑戦などしないだろう。例えブランコの下に網が張ってあってでもだ。

サーキットを走るにはそれなりの準備が必要だ。理論から知識を学び、練習から想像力を養い、インストラクターの話からコツをつかめば、クルマを安全に速く走らせることは決して難しいことではない。

少しずつでいい。君が運転の楽しさを自分のものにすることができれば、苦労して手に入れた好きなクルマもより生き生きと走るはずだ。

だ ・ か ・ ら

今日からクルマを運転する時には

  • ウエイトトランスファー(荷重移動)
  • トランジッション(操作の流れ)
  • クルマのバランスを崩さないスムースな操作

を頭にいれながら走ってみてほしい。

間違っても好きなクルマに裏切られたり、好きなクルマで他人を傷付けたりすることのないように。内燃機関を動力とするクルマが人類にとって唯一の自由な移動手段である間に、クルマを意のままに操る楽しさを味わってほしいと思う。

トム ヨシダ、ユイレーシングスクールシニアインストラクター

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