Home > YRS Media-Info >

prev | index | next  ]

君はいつも何を考えて走っている?

サーキットを安全に速く走るために、あるいはレースに出るためにはサーキットをいっぱい走らなければならないとふつうは考える。確かにサーキットを走らなければわからないこともある。

しかしクルマを安全に速く走らせる運転テクニックを習得するのに必ずしもサーキット走行が必須条件ではない。市街地を走っている時にでも郊外をドライブしている時にでも君のレベルを上げることは可能だ。
ただし間違わないでくれ。「公道でかっ飛ばせ!」と言っているのではない。公道をふつうに走っている間にも、もし君が「うまい運転手」になりたいのならやる事は沢山あると言っているのだ。

ふだんからできることをやるといい

それは考えることだ。言葉は悪いが今のクルマは「バカチョン」だ。バカチョンカメラが流行ったのはずいぶんと前のことだが、今クルマもそうなりかけている。どんどん人間の知恵と感性を後退させている。それが悪いわけではない。なにしろ免許証を持っている人の中でサーキットを走りたいとか、速く走りたいなんて思うのはほんのわずか。大多数の人はクルマが何事もなく移動するのを期待しているのだから、技術の進歩は間違っていない。

ただ君が速く走るのにあこがれているならば、ふだんの運転でもビークルダイナミックスについて考える癖をつけるべきだ。サーキットを何時間走っていようとステアリングホイールを握っている時間全体からすればわずかな時間だ。何十時間サーキットを走っていようと考えていない運転手はクルマの安全に速く走らせることができない場合がほとんどだ。

目の前になんの変哲もないコーナーが現れた。ここからが君の感性と想像力の出番だ。

prev | index | next  ]