交通統計

ユイレーシングスクールでは毎年、警視庁交通局が全国の警察から集めたデータを元に、交通事故の実体を探るための資料を作成し公開している。運転がうまければ交通事故を回避できる可能性が高まると考えるからだ。

近年交通事故の発生件数は減少傾向にある。2004年には年間95万件起きていた交通事故が2019年には38万件にまで減少した。警視庁は交通事故を「車両対車両」、「車両対人」、「車両単独」の3つに分類している。2輪車の事故を含め全ての交通事故の数字だ。
その中で、運転手が唯一の原因であるのが「単独事故」。相手がいるわけではなく、うっかりなのか漫然なのか不注意なのか、それとも運転技術が不足しているのか、いずれにしろ運転手が事故を起こさないという意識を持っていれば一人相撲をとらずにすんだ事故だ。

総交通事故件数に占める「単独事故」の割合も年々減少していて、ここ数年は3%未満で推移している。しかしながら交通死亡事故も減少しているというのに、死亡事故件数のうち「単独死亡事故」が占める割合は25%を超える。つまり、100件交通事故が起きた場合に「単独事故」は3件にも満たないのに、交通死亡事故が100件起きると25件は運転手の意識次第では避けられた事故だったという現実。

8千2百万人の免許人口からすればゼロに等しい数字だが、運転という行為をしている限り「単独事故」を起こさないという保証はない。

運転が上手くなれば避けられる事故もあるだろう。上手くなれば漫然とした運転はしなくなるだろう。上手くなれば更に興味を持つだろうから運転に集中するはずだ。ユイレーシングスクールが運転は上手いほうがいいと主張する理由だ。


全ての交通事故に対する単独事故の割合と
全ての交通死亡事故に対する単独死亡事故の割合


単独事故件数の推移と
類型別単独事故の割合


単独死亡事故件数の推移と
単独死亡事故の類型別割合


第一当事者から見た類型別死亡事故件数

運転が上手くなる方法を理論的に説明し、合理的な練習方法で理論を実践に応用するカリキュラムがユイレーシングスクールの特長です。ぜひ一度座学を聴きに来て下さい。

 


YRSメールマガジン 第253号

≡≡YuiRacingSchoolpresents≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
Go ☆ Circuits 253(8/22/20)
—————————————————- Taste of USA —-
●クルマを走らせるのは楽しい。思い通りに走らせるのはもっと楽しい●しか
しクルマがなかなか思うように動かない時がある●クルマの運転は簡単そうで
難しい●が、難しいことに感謝しなければならいない●難しいからこそうまく
できた時の喜びは大きい●うまくなろうとする過程がまた楽しい●うまくなろ
うとする から工夫する●今の時代、クルマを使い倒さなければもったいない。
=== おかげさまで20周年 ===
教えているのは操作だけでなく走り方!
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
▽ 目次 △
1) ルノー・ジャポンの公式ブログ更新
2) 9月3日(木)開催 YRSドライビングスクール筑波参加者募集中
3) 20周年企画第2弾 9月3日(木) YRS FJ1600ライド開催
4) 9月20日(日)開催 YRSオーバルスクールFSW参加申込み受付開始
5) 9月21日(月・祝)開催 YRSオーバルレースFSW参加申込み受付開始
5) 10月17・18日(土日)開催 YRSツーデースクールFSW受付中

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1) ルノー・ジャポンの公式ブログ更新
・8/15 YRSオーバルレースFSWの模様
http://blog.renault.jp/yuiracingschool/?p=14851
・8/16 YRSオーバルスクールFSWの模様
http://blog.renault.jp/yuiracingschool/?p=14881

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2) 9月3日(木)開催 YRSドライビングスクール筑波参加者募集中
今回のYRSドライビングスクール筑波の受付は感染予防のために受付をドライ
ブスルーで行います。受付時に検温と問診表の記入をお願いします。進行は改
めて参加申込み受理メールで説明しますが、座学も参加者自身のクルマに乗っ
たままで行います。
座学が終わると全員でコースに入り外周路を使って1コーナーでイーブンスロ
ットルの練習を行います。最終コーナーから加速し1コーナーにノーブレーキ
で進入します。75キロから徐々に速度を上げていきます。クルマが前のめりに
なってアンダーステアを誘発しないようにスロットルを調整します。かなり踏
み込まないと前後の荷重が均等にならないことを体験思案す。90キロ近くにな
るとさらにロールが深まりイーブンスロットルができていれば4輪にほぼ等し
いスリップアングルが発生します。
コーナリング中のスロットルコントロールに慣れてきたら全開で1コーナーを
目指し、ブレーキングからトレイルブレーキングを使いできるだけ高い速度か
らのターンインを練習します。コーナリング速度を維持するために最初に行う
イーブンスロットルの練習が役立ちます。
その後はラッピングを繰り返しトランジッションでクルマを安定させる練習を
行います。
クルマを安定させることでクルマの性能を引き出す理論を座学で聞き、1コ
ーナーでイーブンスロットルとトレイルブレーキングの練習をするだけでもYR
Sドライビングスクール筑波に参加する価値はあります。ご自身のクルマの性
能を確認したい方は参加してみて下さい。

・9月3日(木)開催 YRSドライビングスクール筑波開催案内
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=tds

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3) 20周年企画第2弾 9月3日(木) YRS FJ1600ライド開催
YRSドライビングスクール筑波に参加される方のオプションとして風の当たる
マシンの体験試乗を行います。マシンはスリックタイヤを履いたFJ1600。イン
ボードサスペンションを備えた本格的なレーシングカーです。タイヤの動きが
もろに見えるフォーミュラカーに乗ってみませんか。当日はFJ1600を4台用意
します。定員は16名です。興味のある方はお早めにお申し込み下さい。

・乗っていただkFJ1600の写真を掲載してあります。
https://www.avoc.com/yrspages/
http://blog.renault.jp/yuiracingschool/?p=12800
・9月3日(木)開催 YRS FJ1600ライド開催案内&申込みフォームへのリンク
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=fjr

※YRS FJ1600ライドに申込まれる方は申し込みフォームのコメント欄に身長と
体重を記入して下さい。
※YRS FJ1600ライドに参加される方はフルフェイスヘルメットの着用が必要
です。

======================================================================
4) 9月20日(日)開催 YRSオーバルスクールFSW参加申込み受付開始
参加すると間違いなくクルマさんの主張が理解できるようになるYRSオーバル
スクールFSW。どなたでもどんなクルマでも参加できます。高齢者、女性割引
を用意してます。ご自身とご自身のクルマの限界を探りたい方は参加してみて
下さい。

・YRSオーバルスクールFSW開催案内&申込みフォームへのリンク
https://www.avoc.com/1school/guide.php?c=os&p=osf

======================================================================
5) 9月21日(月・祝)開催 YRSオーバルレースFSW参加申込み受付開始
参加すると間違いなく運転を達観することができるYRSオーバルレースFSW。YR
SオーバルスクールFSWを受講された方はぜひ参加してみて下さい。ローリング
ラップの仕方からドアツードアでコーナリングする方法も練習します。レース
デビューを応援する入門クラス割引を用意しています。

・YRSオーバルレースFSW開催案内&申込みフォームへのリンク
https://www.avoc.com/2race/guide.php?c=sr&p=yor

======================================================================
6) 10月17・18日(土日)開催 YRSツーデースクールFSW受付中
1回でドライビングスクール10回参加するほどの効果があるYRSツーデースク
ールFSW。1日目の駐車場での基本練習から2日目のサーキット走行まで自然な
流れでステップアップします。どんなカリキュラムか開催案内の頁に動画を用
意してあります。サーキット走行の経験のない方もある方もぜひ一度ドップリ
のクルマ漬けを体験してみて下さい。既に3名の申し込みがあります。定員は3
0名です。興味のある方はお早めにお申し込み下さい。
スタッフの定宿に泊まられる方は夕食後の懇親会に出席して下さい。

・YRSツーデースクールFSW開催案内&申込みフォームへのリンク
https://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=2ds

********************************************************** 奥付け ****
□メールマガジン”Go−Circuits”
□有限会社ユイレーシングスクール発行
□編集/文責:トム ヨシダ
■問い合わせ:090-9710-4939(朝8時〜夜8時)
□オリジナルサイト:http://www.avoc.com/
□Copyright:1999 Yui Racing SchoolCo.,Ltd.
□Copyright:1986 AVOC CORPORATION
本メールマガジン、オリジナルサイトの全部、または一部を複製もしくは引用
されたい方は、事前に発行人までご連絡ください。
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FJ1600に乗ってみませんか

昨年12月。ユイレーシングスクール20周年記念にアルピーヌA110の体験試乗を行った。大好評だった。自分のクルマと比較することで、それまで見えなかった自分の運転の本質と、自分のクルマの特性が見えてくる。今回は第2弾としてFJ1600を体験してもらう機会を準備した。FJ1600は既にレースを終えているカテゴリーではあるけれど、マシン自体は多数現存するし、写真を見てもらえば入門用フォーミュラカーと言っても上級フォーミュラと変わらない手法で作られていることがわかる。そのFJ1600に乗ってもらおうという企画だ。
細部をよく見てほしい。ノーズダイブもせずテールスクワットもしないで平行移動するがごとく走るフォーミュラカーの作りがわかる。ノンパワーでダイレクト感に圧倒されるステアリングとブレーキ。当日晴れならば、温まるほどにグリップが増しステアリングが重くなるスリックタイヤを履いた本格的なレーシングマシンに乗ることができる(雨天の場合は溝付きレインタイヤ)。
FJ1600を安全に走らせるためと楽しんでもらうために、ご自身のクルマでブレーキングとイーブンスロットルの練習をしてから試乗していただくことになるが、9月3日(木)に開催するYRSドライビングスクール筑波を受講しながらFJ1600ライドに挑戦してみてはいかがだろう。

・ 9月3日(木)開催 YRSドライビングスクール筑波 開催案内
・ 9月3日(木)開催 YRS FJ1600ライド開催案内


東京R&Dが制作したFV95のフロントサスペンション
プッシュロッド式インボードサスペンション
コイルダンパーユニットがシャーシ側についているので
ばね下重量を低減できて路面追随性を高めている


同じくFV95のフロントサスペンション
バンプステアを避けるため
ステアリングタイロッドとアッパーアームが同じ高さにあるのがわかる


同じくFV95のフロントサスペンション
ステアリングラック、アンチロールバーが見える


同じくFV95のフロントサスペンション
ベルクランクを使ったプッシュロッド式インボードサスペンション


FV95のリアサスペンション
同じくプッシュロッド式インボードサスペンション


同じくFV95のリアサスペンション


同じくFV95のリアサスペンション
コイルユニットの下にスバル製トランスミッションが見える


FJ1600に共通のパワープラント
スバルEA71型エンジンとトランスミッション
パワーは約110馬力
ドライバー込で465Kgのマシンを走らせるには十分


FV95のドライビングポジション
シートは固定式
試乗時にはバスマットでドライビングポジションを調整する


WEST04Jのフロントサスペンション
上下Aアームのダブルウィッシュボーンサスペンション
プッシュロッド式インボードサスペンション
Aアームがワイドスパンなのに注目


WEST04Jのリアサスペンション
上下Aアームのダブルウィッシュボーンサスペンション
プッシュロッド式インボードサスペンション
ロアにトルクロッドが追加されている


同じくWEST04Jのリアサスペンション
コイルユニットが内蔵されているので空力的にも有利


WEST04Jのリアエンド
元はFF用だったエンジントランスミッションユニットをミッドシップに移植
長いが剛性のあるリンクでスバル製トランスミッションを動かす


WEST04Jのエアファンネル
奥に見える赤いのが給油口
安全燃料タンクはドライバーズシートとエンジンの間にある


WEST04Jのダッシュボード
初期にはアナログ式メーターが並んでいたが
全盛期にはマルチファンクションのデジタルメーターに


WEST04Jのドライビングポジション
FV95よりスペースがある


FJ1600指定のフロントタイヤ


フロントタイヤのサイズは
150/575R13


FJ1600指定のリアタイヤ


リアタイヤのサイズは
170/605R13

FJ1600のコクピットは狭いのでクイックリリースステアリングハブが標準装備(写真はWEST04J)

WEST04Jのエンジンをかけてみる(バーグラフ式のデジタルタコメーターは映せなかった)

◎参考 ウィキペディア FJ1600

ユイレーシングスクールが考える道具とクルマ

ユイレーシングスクールの主宰者としては、クルマはかけがえのない相棒だと思っている。何よりも、高校1年で免許をとって全長3m、排気量360㏄の軽自動車を公道で運転した時に間違いなく世界が変わったことに気が付き、さらに、クルマは人間に自由と時間を与えてくれる『人間能力拡大器』だと確信したからだ。
以来55年。クルマを相棒として尊敬の念を抱き、相棒とどうやってうまく付き合うかを考え続け、サーキットを走ればまだまだ速くなり、70歳になっても運転を楽しんでいる自分に気づき、改めてクルマの存在をいとおしく思っている。
だから、もっともっとクルマを上手に動かしてあげたい、クルマの性能をキッチリと使ってあげたいという思いが強い。
だから、ユイレーシングスクールに来る人達にももっとクルマを好きになってほしい。
だから、クルマさんと付き合ううえで大切なことを話しておきたいと思った。

世の中には様々な道具がある。包丁のような単純な道具から、高度な技術で作られた複雑なクルマまで、基本的に人間の営みを豊かにするために道具は生まれてきた。ただ、どんな道具にも使い方がある。使い方を間違えれば道具はその機能を発揮することができないばかりか、人間に牙をむくことさえある。

みなさんは包丁でモノを切る時に引いてきりますよね。なぜ引いて切るほうがよく切れるか知っていますか。
包丁の刃が薄いほうがよく切れるということは想像できるでしょう。でも耐久性を考えるとある程度の刃の厚さは必要です。そこで包丁を引くことで、『人為的に』包丁の刃の厚さを薄くしているのです。包丁の刃の厚みが薄くなるわけがないと思う方は、2011年1月にアップしたルノー・ジャポンの公式ブログ「第6回 道具を使う」を読んでみて下さい。

みなさんは小学校の手洗い場に並んでいる蛇口から水が滴り落ちているのを見たことはありませんか。おおかたは水が落ちてないのに、中には滴り落ちている蛇口がある。そんな光景です。
たくさんの子供が開け閉めする蛇口ですが、子供が蛇口の使い方を知るよしもありません。今はカートリッジタイプの蛇口が増えたので水漏れは少なくなりましたが、パッキンを使っている蛇口は漏水と背中合わせです。ではどうすればパッキン式の蛇口を長持ちさせることができるのでしょうか。これも道具の使い方の一つです。
ではどうすればいいのか。水を止めるために蛇口を思いっきり閉めるのは間違いです。いったん蛇口を閉めて水を止めるのはかまわないのですが、その時に力が入りすぎてパッキンを必要以上につぶしている可能性があります。パッキンはつぶれることを繰り返しているうちに厚みがなくなり水を完全に止めることができなくなり、結果として水が滴り落ちることになります。正解は、いったん水が止まったら水が蛇口から漏れる寸前までハンドルを戻す、ことです。

意識してハンドルを戻そうとすると手間がかかり疲れるかも知れません。ですが、パッキンをつぶさないように閉めるのが正解だと理解していれば、そのうちに必要以上の力で閉めることはしなくなります。

クルマも運転も同じです。包丁や蛇口とクルマには大きな開きがありますが、使い方を間違わなければきちんと機能してくれる道具です。ユイレーシングスクールは道具の使い方としての操作を理論的かつ合理的に理解してもらい、それらをたたき台に反復練習できる機会を設けています。全ては道具としての相棒クルマに気持ち良く走ってもらうためです。

みなさんもぜひユイレーシングスクールに遊びに来て下さい。真剣に遊ぶ方法をお教えします。


トップフューエル新記録樹立

2008年に起きたファニーカーでの事故を受け、ドラッグレースの統括団体であるNHRA(ナショナルホットロッドアソシエーション)は、同団体が公認する最上位カテゴリーのトップフューエルとファニーカーの競技距離を、それまでの4分の1マイル(約402m)から1,000フィート(304.8m)に短縮した。

90年代初めにゼロヨン4秒台が記録されるなど技術の進歩が目覚ましかったトップカテゴリーに対する措置だったが、記録の更新はとどまることを知らず、先日行われたネバダ州ラスベガスのレースにおいてブリトニー・フォース選手がNHRAトップフューエルクラスの新記録を樹立した。

スタンディングスタートで0-1000Ftを3.659秒で駆け抜け、フィニッシュ地点での最終速は544.217Km/hに達した。今年NHRAナショナルクラス優勝を果たしている彼女にとって2度目の栄光となる。

ブレーキペダルの踏み方 その後

ルノーのブログでブレーキペダルをかかとを上げて踏むことに疑問をなげかけてから、ユイレーシングスクールの卒業生もメールを送ってくれるので紹介します。

実は、お恥ずかしいことにかかとを上げてブレーキペダルを踏まなければならない理由について、思慮が足りなかったようです。いくつかのケースがあるようですが、ハイヒールを履いた女性の場合がそのようです。ただ弁解するわけではありませんが、無視していたわけではなく、50年前に免許を取った免許人口の少ない時代を過ごしてきたものとしては、ハイヒールでは運転しにくいのだから運転用の靴をクルマの中に用意するというのが常識でした。少なくともボクのまわりにはハイヒールのまま運転する人はいませんでした。
いつのころからか、安全に運転するという意識が薄れてきているように思います。免許人口が増えるのと比例して運転に対する意識の平均値が下がったのでしょうか。それともクルマが安全になったせいで人間の安全意識が薄れたのでしょうか。つっかけやサンダルで堂々と大型トラックから降りてくる職業運転手にも、『お前、プロなんだろ』と毒づきたくなること多数です。

横道にそれましたが、KさんとOさんのメールです。
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8月のスクールは無理ですがツーデーには参加するつもりで予定を組んでいます。

さてブレーキペダルとかかとの話題がありましたが、別の角度からみたこんな記事が
Yahooに載っていました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00168208-kurumans-bus_all

しかし女性がかかとを床につけたがらないのは、体格の問題だけではなく、女性用の
靴はハイヒールではなくてもかかとがかなり高いものが多く、かえって不安定になる
可能性があること、また靴の後ろを傷つける可能性があって、おしゃれで高価な靴
だったりすると嫌がることもあると思います。

また運転教則本ではかかとを離して踏み替えるよう指導されていますが、これは教本
の普通免許対象が乗用車に限らずマイクロバスから軽トラック、小型特殊までを対象
にしていて、床からペダルが生えているような種類のものでも通用する非常に普遍的
なペダルの踏み方を念頭に入れているためだと思います。教本が常に正しくて最適と
いうことにはなりません。
こんにちは、ルーテシア&バルケッタのKです。

ブレーキの踏み方に関する件ですが、ヤフーニュースの記事で面白いのを見つけましたので、お知らせします。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00168208-kurumans-bus_all

この記事で特に面白いなと感じたのは、日産「デイズ」開発についての下記の部分です。
>  デイズの開発現場では、カカトを床に付けずにブレーキを踏む女性が多いことを男性の開発者に話すととても驚かれたといいますが、社内の女性たちの声を集めるなどしてなんとか男性陣に理解してもらったそうです。
>  そしてデイズでは、カカトを床につけずにブレーキを踏んでも、初期制動がなるべく穏やかになるよう、また恐怖感を感じずに着実に減速できるよう、何度も試行錯誤しながらブレーキフィーリングを煮詰めていったほか、足の小さな人でもしっかり踏めるように、ブレーキペダルの角度を研究して採用したとのことでした。

実際に運転したことが無いので分かりませんが、どんなフィーリングになっているのか少し興味あります。(笑)

以下、記事の全文もコピーしておきます。

ーーーーーーーーーーーーーーー ここから ーーーーーーーーーーーーーーー 

「ブレーキの踏み方に男女差がある!? なぜ女性はカカトを付けずにペダルを踏むのか?」

クルマの運転の仕方は個人差があるといいますが、とくにブレーキペダルの踏み方は大きな差があります。なかでも女性のブレーキの踏み方は、男性にとっては信じがたい動作でおこなっているといいますが、それはどんなことなのでしょうか。

女性好みの装備や機能だけでなく、運転姿勢に着目してクルマを開発

 アクセルペダルを踏む、ブレーキペダルを踏む、ハンドルを動かすという3つの操作は、クルマを運転する上でもっとも基本となる操作です。

男性には理解しがたい!? 女性の使い勝手を考慮した日産「デイズ」を画像でチェック(27枚)
女性はカカトを床に付けずにブレーキを踏む人が多い

 そうはいうものの、クルマの操作方法は、すべてのドライバーが同じようにおこなっているとはいえず、年代や性別、体格の差などによってバラつきがあることがわかっています。

 なかでも、もっとも大きな違いが見受けられるのがブレーキペダルの踏み方です。男女でブレーキの踏み方が違うというのですが、どのように異なるのでしょうか。
 昨今は、女性の意見を反映させるために、新型車の開発チームで女性の評価担当者が活躍することが増えてきました。

 運転が不安な女性や初心者でも運転しやすいクルマを目指したダイハツ「ミラトコット」や日産「デイズ」では、女性の開発者が苦労したエピソードとして、「女性はブレーキペダルを踏むときにカカトを床につけないで踏む人が多いということを男性の開発者たちに伝えても、なかなか理解してもらえませんでした」とコメントしています。
 サーキットでのドライビングレッスンなどでは、正しいブレーキペダルの踏み方として、AT車など2ペダルの場合、足をブレーキペダルに対してまっすぐ垂直になるように置きカカトを床につけると教えられます。
 そして、足の指の付け根の部分がブレーキペダルの中心にくるようなイメージでブレーキペダルを踏むようにして、アクセルペダルを踏むときには、カカトを床につけたままそこを支点にして、つま先を右に傾けて踏むとどちらもスムーズに操作でき、コントロールがしやすくなるとされています。

 ただし、ほとんどのドライバーが最初に運転を教わる自動車教習所では、「ブレーキペダルを踏むときはカカトを床につけない」と教えていることが多いようです。
 これは、初めてクルマを運転する人では、まだブレーキペダルをコントロールすることが難しく、ペダルの踏み遅れや踏力不足による危険性を考慮し、まず確実にブレーキを効かせることを優先していることが理由だと考えられます。

 年齢を問わず、カカトを床から離してブレーキペダルを踏む女性ドライバーが多いのは、自動車教習所で教わったことを忠実に守って運転していることもあり、力を込めて踏もうとするとカカトが床から離れてしまう人が多いようです。
 また、男女の身長差も関係しているといえます。成人男性の平均身長は168cmから172cm程度、足の大きさは26cmから27cm程度ですが、女性の平均身長は154cmから158cm、足の大きさは23cmから24cmと、女性の方が身体のつくりが小さいことも原因となります。

 身長が低いと、視界を確保するためにシートを高く上げることになり、足がブレーキペダルに届きにくい状態になってしまいます。
 その上、足のサイズも小さいと、カカトを床につけた状態では、つま先のほんの先端がブレーキペダルに触れるくらいになってしまうため、そこからペダルを踏み込もうとするとどうしてもカカトが床から離れてしまうのです。
 いずれにしても、カカトを床につけずにブレーキペダルを踏むと、ジワリと少しずつ踏み込んでいくようなコントロールは難しく、踏み始めから強い力が加わってガクンと急ブレーキのような挙動になりがちです。

 デイズの開発現場では、カカトを床に付けずにブレーキを踏む女性が多いことを男性の開発者に話すととても驚かれたといいますが、社内の女性たちの声を集めるなどしてなんとか男性陣に理解してもらったそうです。
 そしてデイズでは、カカトを床につけずにブレーキを踏んでも、初期制動がなるべく穏やかになるよう、また恐怖感を感じずに着実に減速できるよう、何度も試行錯誤しながらブレーキフィーリングを煮詰めていったほか、足の小さな人でもしっかり踏めるように、ブレーキペダルの角度を研究して採用したとのことでした。

※ ※ ※

 カカトを床につけずにブレーキペダルを踏むことが良いか悪いかという議論は、個人的にはナンセンスだと思います。

 これは男女の差というよりは、体格の違いや運転技能の差の問題であって、車種によってシートの位置調整機能やペダル配置がそれぞれ違うことも影響してくるので、すべての人に「これが正しい」と当てはめるよりも、まずは確実にブレーキを効かせることの方が重要だと考えるからです。

 男性にとっては考えられないような「女性ならではの現実」を考慮し、ミラトコットやデイズのように、開発に活かしてくれるクルマが今後も増えていくことを期待しています。

ーーーーーーーーーーーーーーー ここまで ーーーーーーーーーーーーーーー 

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こんにちは Oです。8月のスクールは無理ですがツーデーには参加するつもりで予定を組んでいます。

さてブレーキペダルとかかとの話題がありましたが、別の角度からみたこんな記事がYahooに載っていました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00168208-kurumans-bus_all

しかし女性がかかとを床につけたがらないのは、体格の問題だけではなく、女性用の
靴はハイヒールではなくてもかかとがかなり高いものが多く、かえって不安定になる
可能性があること、また靴の後ろを傷つける可能性があって、おしゃれで高価な靴
だったりすると嫌がることもあると思います。

また運転教則本ではかかとを離して踏み替えるよう指導されていますが、これは教本
の普通免許対象が乗用車に限らずマイクロバスから軽トラック、小型特殊までを対象
にしていて、床からペダルが生えているような種類のものでも通用する非常に普遍的
なペダルの踏み方を念頭に入れているためだと思います。教本が常に正しくて最適と
いうことにはなりません。


ブレーキペダルの踏み方

先日来、ルノー・ジャパンのブログで「ブレーキペダルとかかと」というテーマで数回アップしました。スロットルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故が続発していたのを受け、ユイレーシングスクールで教えているように、かかとをつけたままペダルを踏みかえれば防止できるのではと投稿したのがきっかけです。

最初に385回で右足の動かし方について提案。

それを読んだ卒業生とスタッフ数名から、「教習所ではかかとを浮かせてブレーキペダルを踏め」と教えていますよとの情報。 『 エッ ! 』 だった。
それで、いくらなんでもそれはおかしいだろと、 398回 衝撃の事実 をアップ。
でも待てよ、ひょっとするとかかとを浮かすのに肯定派の人もいるかもわからないから意見を聞かせてほしいとお願い。

すると数名のYRS卒業生からメールが届いたので、
Aさんからのメールは、 400回 ブレーキペダルとかかと 1 で。
Mさんからのメールは、 401回ブレーキペダルとかかと 2 で。
Fさんからのメールは、 402回ブレーキペダルとかかと 3 で紹介。3名ともYRS卒業生だとは言え、全員かかとをつけたままの踏み換えに賛成。

すると今度はスタッフのYから、「かかとをつけてペダルを踏み換えることを勧めているサイトがありますよ」との情報。URLを送ってもらったら、あのGAZOOのサイトの中にあるドライビングスクールの頁にイラストつきで 『ペダルの踏み換え方』 の説明があった。

ことの顛末は 407回ブレーキペダルとかかと にまとめてあるが、ユイレーシングスクールは1999年に日本で開校してから一貫して『 かかとを同じ位置に固定したままスロットルペダルとブレーキペダルを踏み換える 』ようにアドバイスしてきた、まさにそのもの。
かかとを固定するのはペダルの踏み換えを的確にするだけでなく繊細なペダル操作や状態の安定にもつながるから、ユイレーシングスクールとしては公安委員会指定の教習所でかかとを浮かせてブレーキペダルを踏むことを教えているとしても、かかとを固定することを強く勧める。

GAZOOのサイトの方針でリンクはホームページに貼るように指定されているけど、トヨタのお客様相談室経由で許可はもらっているので、ぜひクルマ情報サイトGAZOOの、クルマの運転の基本 ~上手なアクセルとブレーキ操作(オートマ編)~ の頁をめくってみて下さい。そしてどうするのが、ペダルの踏み間違いを防ぐのか一度思い巡らせてもらえればと思います。そして、かかとを浮かしてペダルを踏み換えている人が近くにいたら、こんな方法もあるんだよ、と伝えてもらえればとも思います。


YRSオーバルレースの勧め

7月6日(土)。富士スピードウエイ駐車場で2019YRSオーバルレース第3戦が開催された。参加台数は少なかったがいつもの通り白熱した争いが繰り広げられた。


今回は2種類のYRSオーバルFSWが舞台
まず半径22m直線130mのYRSオーバルロング
予選はアメリカのショートトラックレースにちなんで
2周のウォーミングアップの後に2周のフライングラップ
2列縦隊でローリングラップののちにスタートする
レースを面白くするために予選順をひっくり返すインバートスタートにする場合もあるが
今回は初めてYRSオーバルレース初参加があったので
ヒート1とヒート2は予選上位6台のインバート


ヒート6のあとでコースレイアウトを変更
半径22m直線160mのYRSオーバルロンガーで改めて予選を行い
全12ヒート142周
休憩のために出走しなかった人もいるが
ほぼ全員が完走


中には周回数が多いほうがいいという人もいて
ヒート10は25周レースに
そのラップチャートがこれ


ユイレーシングスクールのオーバルレースは日本で最も敷居の低いモータースポーツです。YRSオーバルスクールを受講した方なら誰でもどんなクルマでも参加できます。レースでは絶対的な速さより、速い人についていく、遅い人に追い上げられないという相対速度が重要です。ヨーイドンを経験すると運転に格段の幅が生まれます。

ぜひ参加してみて下さい。

YRSオーバルスクール筑波 3年ぶりに開催

筑波サーキット内にあるオーバルコースでドライビングスクールを開催することにこぎつけました。


筑波サーキット全景


オートレースの選手を育成するために作られたオーバルコースは、インサイドで測って全長500m。コース幅は30mで全幅にわたって5%のカントがついています。この形状を速く走ろうとすると真円に近いラインを取ることになるので、ユイレーシングスクールがオーバルスクールに求める加速、減速、旋回の各操作を高い次元でまとめる練習には向きません。そこでパイロンでコースを再設定し、『ストレートは短めだけどコーナーの半径が大きく高速コーナリングが体験できるコース』に変更しました。

YRSオーバル筑波


コース幅は13.3mになりましたが、直線区間を長く取れたので舵角ゼロでの加速が可能になりメリハリのきいた走りができるようになりました。結果として、速いロードスターですと115キロプラスからのターンインと100キロ弱のコーナリングを垂直過重を受けながら体験することができるようになりました。

YRSオーバル筑波の開催日は7月28日(日)。詳しくは 開催案内 をご覧下さい。

※YRSオーバルスクール筑波は到達速度とコーナリング速度が高く横Gを受けている時間も長いためオーバルコースの走り方を知らないと面白くありません。今回はYRSオーバルスクールに参加された経験のある方を対象とさせていただきます。ご了承下さい。

尚、7月6日(土)には YRSオーバルスクールFSW が富士スピードウエイで開催されますので、YRSオーバルスクール筑波に参加を希望される方の参加をお待ちしています。

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