ブレーキペダルの踏み方 その後

ルノーのブログでブレーキペダルをかかとを上げて踏むことに疑問をなげかけてから、ユイレーシングスクールの卒業生もメールを送ってくれるので紹介します。

実は、お恥ずかしいことにかかとを上げてブレーキペダルを踏まなければならない理由について、思慮が足りなかったようです。いくつかのケースがあるようですが、ハイヒールを履いた女性の場合がそのようです。ただ弁解するわけではありませんが、無視していたわけではなく、50年前に免許を取った免許人口の少ない時代を過ごしてきたものとしては、ハイヒールでは運転しにくいのだから運転用の靴をクルマの中に用意するというのが常識でした。少なくともボクのまわりにはハイヒールのまま運転する人はいませんでした。
いつのころからか、安全に運転するという意識が薄れてきているように思います。免許人口が増えるのと比例して運転に対する意識の平均値が下がったのでしょうか。それともクルマが安全になったせいで人間の安全意識が薄れたのでしょうか。つっかけやサンダルで堂々と大型トラックから降りてくる職業運転手にも、『お前、プロなんだろ』と毒づきたくなること多数です。

横道にそれましたが、KさんとOさんのメールです。
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8月のスクールは無理ですがツーデーには参加するつもりで予定を組んでいます。

さてブレーキペダルとかかとの話題がありましたが、別の角度からみたこんな記事が
Yahooに載っていました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00168208-kurumans-bus_all

しかし女性がかかとを床につけたがらないのは、体格の問題だけではなく、女性用の
靴はハイヒールではなくてもかかとがかなり高いものが多く、かえって不安定になる
可能性があること、また靴の後ろを傷つける可能性があって、おしゃれで高価な靴
だったりすると嫌がることもあると思います。

また運転教則本ではかかとを離して踏み替えるよう指導されていますが、これは教本
の普通免許対象が乗用車に限らずマイクロバスから軽トラック、小型特殊までを対象
にしていて、床からペダルが生えているような種類のものでも通用する非常に普遍的
なペダルの踏み方を念頭に入れているためだと思います。教本が常に正しくて最適と
いうことにはなりません。
こんにちは、ルーテシア&バルケッタのKです。

ブレーキの踏み方に関する件ですが、ヤフーニュースの記事で面白いのを見つけましたので、お知らせします。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00168208-kurumans-bus_all

この記事で特に面白いなと感じたのは、日産「デイズ」開発についての下記の部分です。
>  デイズの開発現場では、カカトを床に付けずにブレーキを踏む女性が多いことを男性の開発者に話すととても驚かれたといいますが、社内の女性たちの声を集めるなどしてなんとか男性陣に理解してもらったそうです。
>  そしてデイズでは、カカトを床につけずにブレーキを踏んでも、初期制動がなるべく穏やかになるよう、また恐怖感を感じずに着実に減速できるよう、何度も試行錯誤しながらブレーキフィーリングを煮詰めていったほか、足の小さな人でもしっかり踏めるように、ブレーキペダルの角度を研究して採用したとのことでした。

実際に運転したことが無いので分かりませんが、どんなフィーリングになっているのか少し興味あります。(笑)

以下、記事の全文もコピーしておきます。

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「ブレーキの踏み方に男女差がある!? なぜ女性はカカトを付けずにペダルを踏むのか?」

クルマの運転の仕方は個人差があるといいますが、とくにブレーキペダルの踏み方は大きな差があります。なかでも女性のブレーキの踏み方は、男性にとっては信じがたい動作でおこなっているといいますが、それはどんなことなのでしょうか。

女性好みの装備や機能だけでなく、運転姿勢に着目してクルマを開発

 アクセルペダルを踏む、ブレーキペダルを踏む、ハンドルを動かすという3つの操作は、クルマを運転する上でもっとも基本となる操作です。

男性には理解しがたい!? 女性の使い勝手を考慮した日産「デイズ」を画像でチェック(27枚)
女性はカカトを床に付けずにブレーキを踏む人が多い

 そうはいうものの、クルマの操作方法は、すべてのドライバーが同じようにおこなっているとはいえず、年代や性別、体格の差などによってバラつきがあることがわかっています。

 なかでも、もっとも大きな違いが見受けられるのがブレーキペダルの踏み方です。男女でブレーキの踏み方が違うというのですが、どのように異なるのでしょうか。
 昨今は、女性の意見を反映させるために、新型車の開発チームで女性の評価担当者が活躍することが増えてきました。

 運転が不安な女性や初心者でも運転しやすいクルマを目指したダイハツ「ミラトコット」や日産「デイズ」では、女性の開発者が苦労したエピソードとして、「女性はブレーキペダルを踏むときにカカトを床につけないで踏む人が多いということを男性の開発者たちに伝えても、なかなか理解してもらえませんでした」とコメントしています。
 サーキットでのドライビングレッスンなどでは、正しいブレーキペダルの踏み方として、AT車など2ペダルの場合、足をブレーキペダルに対してまっすぐ垂直になるように置きカカトを床につけると教えられます。
 そして、足の指の付け根の部分がブレーキペダルの中心にくるようなイメージでブレーキペダルを踏むようにして、アクセルペダルを踏むときには、カカトを床につけたままそこを支点にして、つま先を右に傾けて踏むとどちらもスムーズに操作でき、コントロールがしやすくなるとされています。

 ただし、ほとんどのドライバーが最初に運転を教わる自動車教習所では、「ブレーキペダルを踏むときはカカトを床につけない」と教えていることが多いようです。
 これは、初めてクルマを運転する人では、まだブレーキペダルをコントロールすることが難しく、ペダルの踏み遅れや踏力不足による危険性を考慮し、まず確実にブレーキを効かせることを優先していることが理由だと考えられます。

 年齢を問わず、カカトを床から離してブレーキペダルを踏む女性ドライバーが多いのは、自動車教習所で教わったことを忠実に守って運転していることもあり、力を込めて踏もうとするとカカトが床から離れてしまう人が多いようです。
 また、男女の身長差も関係しているといえます。成人男性の平均身長は168cmから172cm程度、足の大きさは26cmから27cm程度ですが、女性の平均身長は154cmから158cm、足の大きさは23cmから24cmと、女性の方が身体のつくりが小さいことも原因となります。

 身長が低いと、視界を確保するためにシートを高く上げることになり、足がブレーキペダルに届きにくい状態になってしまいます。
 その上、足のサイズも小さいと、カカトを床につけた状態では、つま先のほんの先端がブレーキペダルに触れるくらいになってしまうため、そこからペダルを踏み込もうとするとどうしてもカカトが床から離れてしまうのです。
 いずれにしても、カカトを床につけずにブレーキペダルを踏むと、ジワリと少しずつ踏み込んでいくようなコントロールは難しく、踏み始めから強い力が加わってガクンと急ブレーキのような挙動になりがちです。

 デイズの開発現場では、カカトを床に付けずにブレーキを踏む女性が多いことを男性の開発者に話すととても驚かれたといいますが、社内の女性たちの声を集めるなどしてなんとか男性陣に理解してもらったそうです。
 そしてデイズでは、カカトを床につけずにブレーキを踏んでも、初期制動がなるべく穏やかになるよう、また恐怖感を感じずに着実に減速できるよう、何度も試行錯誤しながらブレーキフィーリングを煮詰めていったほか、足の小さな人でもしっかり踏めるように、ブレーキペダルの角度を研究して採用したとのことでした。

※ ※ ※

 カカトを床につけずにブレーキペダルを踏むことが良いか悪いかという議論は、個人的にはナンセンスだと思います。

 これは男女の差というよりは、体格の違いや運転技能の差の問題であって、車種によってシートの位置調整機能やペダル配置がそれぞれ違うことも影響してくるので、すべての人に「これが正しい」と当てはめるよりも、まずは確実にブレーキを効かせることの方が重要だと考えるからです。

 男性にとっては考えられないような「女性ならではの現実」を考慮し、ミラトコットやデイズのように、開発に活かしてくれるクルマが今後も増えていくことを期待しています。

ーーーーーーーーーーーーーーー ここまで ーーーーーーーーーーーーーーー 

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こんにちは Oです。8月のスクールは無理ですがツーデーには参加するつもりで予定を組んでいます。

さてブレーキペダルとかかとの話題がありましたが、別の角度からみたこんな記事がYahooに載っていました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00168208-kurumans-bus_all

しかし女性がかかとを床につけたがらないのは、体格の問題だけではなく、女性用の
靴はハイヒールではなくてもかかとがかなり高いものが多く、かえって不安定になる
可能性があること、また靴の後ろを傷つける可能性があって、おしゃれで高価な靴
だったりすると嫌がることもあると思います。

また運転教則本ではかかとを離して踏み替えるよう指導されていますが、これは教本
の普通免許対象が乗用車に限らずマイクロバスから軽トラック、小型特殊までを対象
にしていて、床からペダルが生えているような種類のものでも通用する非常に普遍的
なペダルの踏み方を念頭に入れているためだと思います。教本が常に正しくて最適と
いうことにはなりません。


ブレーキペダルの踏み方

先日来、ルノー・ジャパンのブログで「ブレーキペダルとかかと」というテーマで数回アップしました。スロットルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故が続発していたのを受け、ユイレーシングスクールで教えているように、かかとをつけたままペダルを踏みかえれば防止できるのではと投稿したのがきっかけです。

最初に385回で右足の動かし方について提案。

それを読んだ卒業生とスタッフ数名から、「教習所ではかかとを浮かせてブレーキペダルを踏め」と教えていますよとの情報。 『 エッ ! 』 だった。
それで、いくらなんでもそれはおかしいだろと、 398回 衝撃の事実 をアップ。
でも待てよ、ひょっとするとかかとを浮かすのに肯定派の人もいるかもわからないから意見を聞かせてほしいとお願い。

すると数名のYRS卒業生からメールが届いたので、
Aさんからのメールは、 400回 ブレーキペダルとかかと 1 で。
Mさんからのメールは、 401回ブレーキペダルとかかと 2 で。
Fさんからのメールは、 402回ブレーキペダルとかかと 3 で紹介。3名ともYRS卒業生だとは言え、全員かかとをつけたままの踏み換えに賛成。

すると今度はスタッフのYから、「かかとをつけてペダルを踏み換えることを勧めているサイトがありますよ」との情報。URLを送ってもらったら、あのGAZOOのサイトの中にあるドライビングスクールの頁にイラストつきで 『ペダルの踏み換え方』 の説明があった。

ことの顛末は 407回ブレーキペダルとかかと にまとめてあるが、ユイレーシングスクールは1999年に日本で開校してから一貫して『 かかとを同じ位置に固定したままスロットルペダルとブレーキペダルを踏み換える 』ようにアドバイスしてきた、まさにそのもの。
かかとを固定するのはペダルの踏み換えを的確にするだけでなく繊細なペダル操作や状態の安定にもつながるから、ユイレーシングスクールとしては公安委員会指定の教習所でかかとを浮かせてブレーキペダルを踏むことを教えているとしても、かかとを固定することを強く勧める。

GAZOOのサイトの方針でリンクはホームページに貼るように指定されているけど、トヨタのお客様相談室経由で許可はもらっているので、ぜひクルマ情報サイトGAZOOの、クルマの運転の基本 ~上手なアクセルとブレーキ操作(オートマ編)~ の頁をめくってみて下さい。そしてどうするのが、ペダルの踏み間違いを防ぐのか一度思い巡らせてもらえればと思います。そして、かかとを浮かしてペダルを踏み換えている人が近くにいたら、こんな方法もあるんだよ、と伝えてもらえればとも思います。


YRSオーバルレースの勧め

7月6日(土)。富士スピードウエイ駐車場で2019YRSオーバルレース第3戦が開催された。参加台数は少なかったがいつもの通り白熱した争いが繰り広げられた。


今回は2種類のYRSオーバルFSWが舞台
まず半径22m直線130mのYRSオーバルロング
予選はアメリカのショートトラックレースにちなんで
2周のウォーミングアップの後に2周のフライングラップ
2列縦隊でローリングラップののちにスタートする
レースを面白くするために予選順をひっくり返すインバートスタートにする場合もあるが
今回は初めてYRSオーバルレース初参加があったので
ヒート1とヒート2は予選上位6台のインバート


ヒート6のあとでコースレイアウトを変更
半径22m直線160mのYRSオーバルロンガーで改めて予選を行い
全12ヒート142周
休憩のために出走しなかった人もいるが
ほぼ全員が完走


中には周回数が多いほうがいいという人もいて
ヒート10は25周レースに
そのラップチャートがこれ


ユイレーシングスクールのオーバルレースは日本で最も敷居の低いモータースポーツです。YRSオーバルスクールを受講した方なら誰でもどんなクルマでも参加できます。レースでは絶対的な速さより、速い人についていく、遅い人に追い上げられないという相対速度が重要です。ヨーイドンを経験すると運転に格段の幅が生まれます。

ぜひ参加してみて下さい。

YRSオーバルスクール筑波 3年ぶりに開催

筑波サーキット内にあるオーバルコースでドライビングスクールを開催することにこぎつけました。


筑波サーキット全景


オートレースの選手を育成するために作られたオーバルコースは、インサイドで測って全長500m。コース幅は30mで全幅にわたって5%のカントがついています。この形状を速く走ろうとすると真円に近いラインを取ることになるので、ユイレーシングスクールがオーバルスクールに求める加速、減速、旋回の各操作を高い次元でまとめる練習には向きません。そこでパイロンでコースを再設定し、『ストレートは短めだけどコーナーの半径が大きく高速コーナリングが体験できるコース』に変更しました。

YRSオーバル筑波


コース幅は13.3mになりましたが、直線区間を長く取れたので舵角ゼロでの加速が可能になりメリハリのきいた走りができるようになりました。結果として、速いロードスターですと115キロプラスからのターンインと100キロ弱のコーナリングを垂直過重を受けながら体験することができるようになりました。

YRSオーバル筑波の開催日は7月28日(日)。詳しくは 開催案内 をご覧下さい。

※YRSオーバルスクール筑波は到達速度とコーナリング速度が高く横Gを受けている時間も長いためオーバルコースの走り方を知らないと面白くありません。今回はYRSオーバルスクールに参加された経験のある方を対象とさせていただきます。ご了承下さい。

尚、7月6日(土)には YRSオーバルスクールFSW が富士スピードウエイで開催されますので、YRSオーバルスクール筑波に参加を希望される方の参加をお待ちしています。

※ IE(Internet Explorer)でビデオを視聴するのが困難なようです。Chromeやsafari、Firefoxなどのブラウザをご利用下さい


ルノー・ジャポン公式ブログ

ユイレーシングスクールのヨシダです。2010年11月から書かせてもらっているルノー・ジャポンの公式ブログが350回を超えました。クルマ、運転の他、好みの食事やお酒にも触れています。


・ルノー・ジャポン スペシャルコンテンツ
・トム ヨシダ ブログ
・2011年 第1回 ユイレーシングスクール
・2019年 第357回 情報処理


ユイレーシングスクールの19年

1999年12月8日。埼玉県の桶川スポーツランドで初めてのドライビングスクールを開催したユイレーシングスクール。あれから19年。ずっとぶれずにクルマを意のままに操る方法とコツを伝え続けてきました。ユイレーシングスクール19年の軌跡です。

ユイレーシングスクール開催数サマリ
ユイレーシングスクール受講者数サマリ

交通事故統計

毎年、警察庁交通局は交通事故のデーターを集計して公表しています。交通事故そのものも交通事故による死亡者数も減少傾向にありますが、単独事故の件数と単独事故による死者数は高止まりのままです。
最新の2016年度の数字ですが、100件の交通事故が起きるとそのうち避けようと思えば避けられたはずの単独事故は3件にもなりません。ところが、交通事故で亡くなった方100人に対して、単独事故でなくなった方が27人もいることになります。相手のいない単独事故で亡くなる人が多いというのは、運転に携わる者としてやるせない気持ちになります。

全交通事故に占める単独事故の割り合い
単独事故の分類
交通事故類型別分析



ユイレーシングスクールは事故を起こす可能性を少なくするためにも、必要のない危険をおかさないためにも、運転はうまいほうがいいと思っています。