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         Go−CircuitNo.231(09/24/07発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。速く走らせるのはもっと楽しい。●しかしク
ルマを安全に速く走らせることが難しいのも事実。走らせ方を理解していない
と楽しくもないし危険でさえある。●クルマをもっともっと楽しむために「ク
ルマさんとの正しいお付き合いの仕方」を学びませんか。●ユイレーシングス
クールからの提案です。●公道では安全運転を。サーキットではそれなりに。
》》Be Smarter、Drive Safer and Faster《《
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|1)エネルギーを変換する  その2			トム ヨシダ
|2)参加申し込み受付中
|3) 2008スケジュール

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|1)エネルギーを変換する  その2      		トム ヨシダ
  ブランコに乗ったことのない人はいないだろう。大人になってからは乗る機
会がないかも知れないが、子供の頃には乗ったことがあるはずだ。
  ブランコをこいで勢いをつける。すぐにとはいかないが、こぐことを止めな
ければ思いのほか高い位置にまで到達できる。どこまで上がれるか競ってこい
だこともあるだろう。その時のことを思い出してほしい。
  ブランコが上昇を続け折り返す頃になると上昇の速度が落ち始め、その後、
下降を開始するまでに瞬間的に静止しているような状態になったことを覚えて
はいないだろうか?フッと無重力状態になるような、ほんの少しの『間』のこ
とだ。それも勢いがつけばつくほどに、高くこげばこぐほどに『間』が長くな
るような。
  ユイレーシングスクールで運転を教える時に必ず使うトランジッションとい
う言葉があるのだが、ブランコをこいだ時に感じるあの『間』がまさにトラン
ジッションなのだ。
  足を空中に高く投げ出し自分の体重を軽くする。次の瞬間に重力によって自
分の身体がより重くなって下降を始める。それを繰り返しているうちにブラン
コが大きな振り子運動を始める。ブランコには自分の体重しかかかってはいな
いが、その身体を数メートル高いところまで上げるのだからその時の「自分」
には大きなエネルギーが内包されている。ブランコは円運動をしているのだが、
いうなれば往復運動をしているわけで上りきったところではエネルギーが正反
対の方向に変換される。その時、運動の方向が変わるのだからエネルギーがゼ
ロにならなければ次の運動は始まらない。ゼロになるからこそ自分の身体が一
瞬静止する。つまり運動中の物体のエネルギーの方向が変換される時、自然界
の摂理では『間』があるよ、という話だ。
  もちろんクルマが瞬時にそのエネルギーの方向を180度変換することはあ
りえない。クルマでいうトランジッションとは、それは加速から減速へ、減速
から加速へ、直進から旋回へ、旋回から直進への過渡期のことだ。ブランコの
ように極端なエネルギーの方向の転換はない。しかしそのエネルギーの大きさ
を考えれば、クルマもまたそのエネルギーの変換にはトランジッションのあり
方が非常に大切になってくる。
  タウンスピードで走っている限りにおいてはクルマのロードホールディング
性能のごく一部しか使っていないから、何もクルマに起きないからトランジッ
ションを意識することはないし、その必要もない。しかし時速60キロからで
も急ブレーキをかける必要が生じた場合、トランジッションができているかど
うかで制動距離は大幅に違う。
  ましてサーキットを走る場合。それが高々時速130キロどまりのサーキッ
トであろうと、クルマを積極的には知らせる場合にはトランジッションをおろ
そかにしてはならない。極端な話ではなく、サーキットを速く走れる人はトラ
ンジッションを滞りなく行えていると言えるし、できていなければ間違いなく
遅い。
  レーシングカーはトランジッションに必要な時間を短縮する(過渡特性を高
める)ことを主眼に設計される。軽く重心の低いレーシングカーでも速く走る
ためにはトランジッションが重要だからだ。量産車の場合、足を固めてあろう
となかろうと、それ以上にトランジッションを無視して走るわけにはいかない。
  クルマを運転している時。街中でもサーキットでも。その瞬間にエネルギ
ーがどの方向にどれだけ大きくなったか(小さくなったか)を意識してみては
どうだろう。それがクルマとの対話の第一歩だ。

※YRSオーバルでの到達速度は高々100キロです。それでも半径20m前
後のコーナーに進入するには十分速い速度です。クルマが安定していないとタ
ーンインもコーナリングもコーナーからの脱出も上手くいきません。どうすれ
ばクルマを安定させてスロットルオフからスロットルオンまでの時間を短縮で
きるか。どうすればコーナーを安全に早く抜けることができるか、ユイレーシ
ングスクールのオーバル走行で練習してみませんか?

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|2)参加申し込み受付中
     〓〓〓〓以下のプログラムへの参加申し込みを受付中です〓〓〓〓
  ユイレーシングスクールの全てのブレーキング練習、定常円練習はFMラジ
オによるリアルタイムアドバイスを聞きながら行います。

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|■ 10月3日(水)YRSドライビングワークショップ筑波

|       ★ ★ ユイレーシングスクール未経験者割引実施 ★ ★
|  10月3日のYRSドライビングワークショップ筑波に参加する方がユイ
| レーシングスクールを初めて受講する場合通常16,000円の受講料を半
| 額の8,000円にあり引きいたします。申し込みは申し込みフォームから
| 行い受講料の振込みの際に半額だけお支払い下さい。

  YRSドライビングワークショップの目的はクルマに対する理解を深め安全
に楽しく運転してもらうことです。クルマの操作は公道を運転する時も自動車
レースに参加する時も基本は同じです。どう操作するとどうクルマがうごくか
という因果関係を知っておくことはクルマを運転する人にとって非常に重要で
す。ご自分の運転を見直すためにも、正しい運転の方法を習得するためにも受
講をお勧めします。

・YRSドライビングワークショップ筑波開催案内
http://www.avoc.com/1school/driving/ydwt.shtml

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|■ 10月19日(金) YRSドライビングスクールFSW
  2000年から数多くの卒業生を輩出してきた筑波サーキットドライビング
スクールの富士スピードウエイ版です。午前中にジムカーナ場で定常円練習を
行いコーナリングの基本を身につけ、午後はショートコースで高速での姿勢制
御に挑戦します。サーキットを走ったことのない方も、サーキットを走るつも
りのない方も受講できます。YRSならではの合理的な教習方法で理にかなっ
た運転を身につけませんか?

・YRSオーバルFSW歴代ラップタイム
http://www.avoc.com/cgi/laptime.cgi?yof,b,01
・YRSドライビングスクールFSW開催案内
http://www.avoc.com/1school/driving/fds.shtml

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|■ 10月20日(土)YRSオーバルスクールFSW
  44mx104mのYRSオーバルFSWを舞台にコーナリングの基本とト
ランジッションの実際を学びます。クルマの運転で最も重要なタイヤの限界内
で走ることが自然に身につく合理的なカリキュラムを提供しています。900
名の歴代ラップタイムを参考にご自身のドライビングポテンシャルがどの程度
のものか検証してみませんか?

・YRSオーバルFSW歴代ラップタイム
http://www.avoc.com/cgi/laptime.cgi?yof,b,01
・YRSオーバルスクールFSW開催案内
http://www.avoc.com/1school/oval/yosf.shtml

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|■ 10月20日(土)YRSオーバルレースFSW
  2007年YRSオーバルレースシリーズ第7戦。日本で最も敷居の低い自
動車レースです。初めての方にはレースの走り方、駆け引きをお教えします。
オーバルスクールを卒業された方は一度ヨーイドンの興奮を味わってみて下さ
い。

・YRSオーバルレースデモビデオ
http://www.avoc.com/5media/video/movie.php?t=oval2006-race
・YRSオーバルレース規則書
http://www.avoc.com/2race/oval/yor.shtml

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|■ 11月6日(火)YRSオーバルスクール浅間台
| ☆ ☆ 最後のオーバルスクール浅間台です。ふるってご参加下さい。☆ ☆
  速さはもちろん上手いドライバーを育ててきたYRSオーバルスクールのル
ーツがYRSオーバルスクール浅間台です。YRSオーバルの中で最もストレ
ートの長さに対するコーナーの曲率が小さくトランジッションの理解と習得に
はうってつけのコースです。
  周回路を速く走ろうとする時に、何が速さに結びつき何が速さを損なうかF
Mラジオを通してリアルタイムにアドバイスします。サーキットを走るためだ
けではなく、公道の運転にも役立つ操作のコツと心構えをお教えします。

> YRSオーバルスクール浅間台参加者の特典
11月6日のYRSオーバルスクールを受講した方が2008年のYRSオ
ーバルレースに参加される場合はデビュー戦の参加費を無料といたします。た
だし今までにYRSオーバルレースに参加したことのない方が対象となります。

・YRSオーバル浅間台歴代ラップタイム
http://www.avoc.com/cgi/laptime.cgi?yoa,s,b1
・YRSオーバルスクール浅間台開催案内
http://www.avoc.com/1school/oval/yosa.shtml

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|3) 2008スケジュール
  ユイレーシングスクール2008年のスケジュールは10月中旬に正式に発
表しますが、既に確定しているものを先行してお知らせします。

● 1月12日(土)YRSプラクティスデーFSW
● 2月27、28日(水、木)YRSツーデースクールFSW

上記の参加申し込み受付は12月中旬を予定しています。
   
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□編集/文責:トム ヨシダ
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