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           Go−Circuit No.287(3/3/10発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。思い通りに走らせるのはもっと楽しい●しか
しクルマがなかなか思うように動かない時がある●クルマの運転は簡単そうで
難しい●が、難しいことに感謝しなければならいない●難しいからこそうまく
できた時の喜びは大きい●うまくなろうとする過程がまた楽しい●うまくなろ
うとするから工夫する●今の時代、クルマを使い倒さなければもったいない。
|| Proud of Our Tenth Anniversary ||
》》》Be Smarter, Drive Sater, and Drive Faster! You can do it!!《《《
【 Yui Racing School Offers Serious Entertainment 】
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|1) 2月9日(火)YRSドライビングスクール募集中
|2) クルマの運転は科学だ                  トム ヨシダ
|3) 参加申し込み受付中
|4) ご要望に合わせたドライビングスクールを開催します
|5) YRSスケジュール変更のお知らせ

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|1) YRSツーデースクール参加者募集中
  3月20、21日(土、日)に開催するYRSツーデースクールの申し込み
が一時締め切りになっていましたが、管理の手違いで実際には定員に達しては
いません。3月2日夜の時点で定員に対して7名の余裕があります。締め切り
だと思われた方は再度確認して下さい。

・YRSツーデースクール 開催案内&申し込みフォーム
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=2ds

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|2) クルマの運転は科学だ                 トム ヨシダ
  バンクーバーオリンピックが終わった。日本勢唯一の金メダルに届きそうだ
った女子パシュートは0.02秒差で惜しくも敗れたが、一番悔しかったのは
選手自身だったに違いない。そのパシュートの話。

  女子500mのスピードスケートのターンイン速度が時速60キロだという
から、より長い距離を走るパシュートの速度はもう少し遅いものだということ
は想像できる。それでもパシュートで勝つためにはチームメートの影に隠れて
空気抵抗を減らしながら走ることが必要だと言う。まるでスーパースピードウ
エイで行われるストックカーレースのようだ。
  とあるニュースでその空気抵抗の話をしていた。仕事の片手間に聞いていた
ので単位は聞き漏らしたが、3人がダンゴ状態で走っている時にどれだけのア
ドバンテージがあるかという説明をしていた。3人が連なって走っている時に
は、先頭の選手には1.4倍、2番目の選手には1.1倍、最後を走る選手に
は0.89倍の空気抵抗が生じているらしい。先頭を走る選手はひとりで走っ
ている時よりも大きな空気抵抗を受けるからそれだけ体力が必要になる。代わ
りに、最後尾の選手は単独で走る時よりも空気抵抗が少なくなるから体力を温
存できるというわけだ。
  人間が滑る速度でスリップストリーム(米英語ではドラフト)の恩恵を受け
られるのか疑問に思っていたのだが、ニュースで数字が流れるぐらいなのだか
ら実際に効果はあるのだろう。そうなるとまさにストックカーレースだ。
  ストックカーレースを見ていると、ドラフトから外れたクルマのペースがど
んどん遅くなるシーンに出くわす。速度の二乗に比例して大きくなる空気抵抗
は速く走るためには最大の敵だ。だからストックカーレースは1列渋滞で周回
を重ねてチャンスが来るのを辛抱強く待っている。勝負をかける時まで『何も
しない』。何かの理由でドラフトから外れてしまうと途端に空気抵抗が増え、
その結果速度が鈍り隊列についていけなくなるからだ。

  ニュースでは、パシュートでチームワークが大切なのはまさにこの点にある
とも言っていた。最後尾の選手が先頭に立ためにコーナリング中にスリップス
トリームから抜けると、1.8倍もの空気抵抗を受けるらしい。実に最後尾を
走っていた時の倍の抵抗を受けながら、なおかつ前を走る2人の選手を追い抜
かなければならない。
  とすると、先頭を走る選手は全開では走っていないと想像できる。速過ぎて
は最後尾にいた選手がストレートに出た直後に前にでることは不可能だろう。
かと言って遅すぎれば相手のチームのペースについていけなくなる。競技中に
走る順番を入れ替えることに制限はないそうだが、結局のところ先頭に立った
選手が微妙なさじ加減でペースを作れるかが勝敗の鍵になりそうだ。
  たかだかと言うと失礼だが、パシュートの速度ですら空気抵抗をコントロー
ルすることが求められる。その何倍ものスピードで走るクルマならその重要性
ははるかに高いはずだ。見えない空気の壁を『みかた』にできるか。クルマの
運転は面白い。

  筆者が初めて空気抵抗を肌で感じたのは82年1月に参加した鈴鹿サーキッ
トでのシビックレースだった。そう、実はアメリカでレースデビューをする前
に日本でレースの洗礼を受けてはいたのだ。

  前年の夏に里帰りした時、時間があったので鈴鹿サーキットに旗を振りに行
った。コースオフィシャルとしてだ。そこで同じオフィシャルの山田君にレー
スに出ないかと誘われた。鈴鹿サーキットを走ったこともなければ、レースに
出るためのライセンスもなかった。しかしクルマはRSヤマダで用意してくれ
るというし、新春300キロレースは2名のドライバーで走る。オフィシャル
としてコースのあちこちで「人の走り」は見ていたし、初めてづくしなのだか
ら言い訳もできるだろうと参加を決めた。
  レース前日の練習。クルマはRSヤマダの大竹君がセッティングをしてくれ
いたので、ありがたくそのまま乗ることにしてコースの習熟とシビックに慣れ
ることに専念した。当事の鈴鹿サーキットはオリジナルのデザインのまま。シ
ケインはもちろんないし、デグナーコーナーは大きく回り込んでいたしスプー
ンカーブは今よりも外側にあったし130Rはもっととがっていた。予選はシ
ビックレースの定連である大竹君に任せ、練習中に感じたことを整理すること
にした。
  すでに何年も行われていたシビックレースは先頭集団はおろか、下位集団で
もダンゴで走るレースとして評判だった。自分で走ってみてその理由がわかっ
た。スリップストリームが強烈に効くのだ。

  本で読んで知識としてのスリップストリームは理解していたし、コーナーポ
ストでリアバンパーとフロントスポイラーをくっつけたまま走るワークスサニ
ーを見てスリップストリームのなんたるかは知っていた。しかし自分で走って
みて、初めて空気の壁を実感することになる。

                               <続く>

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|3) 参加申し込み受付中 & YRSスケジュール
現在、以下のカリキュラムの参加申し込みを受け付けています。
| ◆ ◇ ◆ クルマの運転の楽しさを味わってみませんか? ◆ ◇ ◆
| ※申し込み期日を過ぎても定員に達しない場合は引き続き受け付けを行いま
| す。枠がある場合は当日受け付けも行いますが電話でご連絡下さい。開催日
| 前3日を過ぎてからの申し込みは受講料を当日の受け付けでお支払い下さい。
| 振り込まれた方は振り込んだことを証明するものを受付で提示して下さい。
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|■ 3月20、21日(土日) YRSツーデースクール
  クルマの運転を理解するためには体系だった練習が必要です。YRSツーデ
ースクールは1日目に操作の基本を反復練習し2日目にサーキットを走行する
カリキュラムで、飛躍的にクルマの操作に馴染むことができます。
  1日目は広大な駐車場で真円コース、スラロームコースをできるだけ速く走
る練習をしながら、クルマの姿勢変化を制御するブレーキングの練習を行いま
す。午後にはYRSオーバルコースFSWを使ってコーナリングの練習をしま
す。
  2日目は終日FSWショートコースを走りますが、コース歩行、リードフォ
ローを行いますのでサーキットを初めて走る方も安心して参加することができ
ます。
  どなたでも、ノーマルのクルマでも参加できます。クルマの運転を身体に馴
染ませたい方はぜひYRSツーデースクールに参加して下さい。(尚、今年か
ら一部のSUVではショートコースを走れなくなりましたので、SUVで参加
を予定されている方は事前にご相談下さい。)

・YRSツーデースクール 開催案内&申し込みフォーム
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=2ds
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|◆ 3月30日(火)YRSドライビングスクールFSW
  ユイレーシングスクールはクルマを安全に思い通りに動かすための操作の仕
方を教えています。運転で大切なのは加速、減速、旋回のいずれの場合もクル
マを安定させて走ることです。
  YRSドライビングスクールFSWでは広大な駐車場に設けたパイロンコー
スで、どういう操作がクルマを安定させるかをひとりひとりにアドバイスしま
す。クルマを安定させることが安全につながり、速さにもつながります。
  運転に積極的に関わりたい方はぜひYRSドライビングスクールFSWを受
講してみて下さい。

・YRSドライビングスクールFSW開催案内&申し込みフォーム
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=fds#0

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|4) ご要望に合わせたドライビングスクールを開催します
ユイレーシングスクールの活動開始直後から関東以外でスクールをやらないの
か、という問い合わせをいただいていました。現在は関東に限っていますが、
他の場所でも開催する方向で考えたのがYRSカスタムドライビングスクール
です。 
ユイレーシングスクールではカークラブ単位や仲間同士で受講できるドライビ
ングスクールを開催します。カリキュラムは幹事の方と相談して決めますので、
ご要望に沿った内容のドライビングスクールをあつらえることができます。
基本的にはサーキットなりジムカーナ場を占有しての開催になります。ご希望
があれば関東以外での開催も可能です。幹事の方にお問い合わせいただければ、
こちらから可能なプログラムを提案させていただきます。

・YRS フォー ユー 案内頁 
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=ypy
・YRS問い合わせ
ma2008@avoc.com

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|5) YRSスケジュール変更のお知らせ
  4月6日(火)に開催予定だったYRSオーバルスクールFSWを都合によ
り中止いたします。参加を予定されていた方にはご迷惑をおかけしますがご了
承下さい。
  次に開催するYRSドライビングスクールは5月23日(日)のYRSオー
バルスクールFSW(半日コース)になります。

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□メールマガジン"Go−Circuits"
□有限会社ユイレーシングスクール発行
□編集/文責:トム ヨシダ
■問い合わせ:090−6539−4939(朝8時〜夜9時)
□オリジナルサイト:http://www.avoc.com/
□Copyright:Yui Racing SchoolCo.,Ltd.
□Copyright:1986-2008 AVOC CORPORATION
本メールマガジン、オリジナルサイトの全部、または一部を複製もしくは引用
されたい方は、事前に発行人までご連絡ください。
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