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            Go−Circuit No.296(7/8/10発行)

---------------------------------------------------- Taste of USA ----
●クルマを走らせるのは楽しい。思い通りに走らせるのはもっと楽しい●しか
しクルマがなかなか思うように動かない時がある●クルマの運転は簡単そうで
難しい●が、難しいことに感謝しなければならいない●難しいからこそうまく
できた時の喜びは大きい●うまくなろうとする過程がまた楽しい●うまくなろ
うとするから工夫する●今の時代、クルマを使い倒さなければもったいない。
    || Proud of Our Tenth Anniversary ||
》》》Be Smarter, Drive Sater, and Drive Faster! You can do it!!《《《
       【 Yui Racing School Offers Serious Entertainment 】
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|1) タイヤの回る音を聞きながら		トム ヨシダ
|2) 参加申し込み受付中
|3) クラブ単位、同好会単位のドライビングスクールを開催します

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|1) タイヤの回る音を聞きながら		トム ヨシダ
  当たり前のことなのだが、クルマの機能は3つしかない。
  加速と減速と旋回。我々はこれらの機能に対応するスロットルとブレーキと
ステアリングを操作してクルマを動かす。
  そして、クルマは唯一路面に接しているタイヤを介してその機能を発揮する。
タイヤが路面をつかむ力がなければ、クルマはただの置物でしかない。

  「クルマの性能を引き出すことは難しいなぁ」。ドライからウエット、そし
てドライへと路面状況が変化する中で行われたYRSオーバルレース第4戦を
見ながらそう思った。
  
  直進状態での加速と減速。その時、クルマは運転技術にほとんど左右されな
いでその性能を発揮することができる。
  逆の見方をすれば、それが発進加速であろうと中間加速であろうと直進状態
であれば、運転手の技量によって速さに違いは生まれないことになる。減速に
しても、それが静止のための直進状態での減速ならば、それほど制動距離に差
が出るものではない。
  しかし、旋回のための減速となると話しは変わってくる。特にオーバルコー
スを速く走ろうとする時、減速をしながら旋回を始めなければならないから、
運転手の操作によって速さに大きな差が出る。
  なぜならば、減速も旋回もタイヤのグリップを無視しては目的を達成するこ
とはできないからだ。
  では目的とは何か。それはスロットルオフからスロットルオンまでの間をで
きるだけ速く走ることだ。
  旋回速度が落ちてしまうと、その速度から加速をしなければならなくなるか
ら時間がかかる。ストレートに出た時の速度も遅くなるから到達速度も遅くな
る。結果として1周の平均速度が遅くなる。すなわち、ラップタイムが低下す
る。

  YRSオーバルレースの常連のカーコントロールが見事なのは豪雨の中のレ
ースで証明されているが、その彼らをもってしても毎周ベストな走りができて
いるわけではない。混戦の中では理想にほど遠い走りをしてしまうこともある。
それほどオーバルコースを速く走るということは難しい。
  カーコントロールにたけていたとしても、それが速さにつながらないのがオ
ーバルコース。一瞬でもクルマが内包する慣性力を殺してしまうと次がなくな
る。1周にわたって常にクルマの性能の100%を引き出すことを目標にして
いるのだから、一瞬でも60%の速さに落ちてしまうと後がない。それならば、
コースレイアウトにもよるが、一周を90%で走ったほうが速い。それがオー
バルコースだ。
  
  形状が単純で旋回方向が決まっているオーバルコースでは、本来ならば加速、
減速、旋回の機能を見定めることが簡単なはずだ。そう考えれば、速さにつな
がるものが見えてくる。それは、一瞬たりともクルマを失速させない走りだ。
  かくして、減速しながら旋回に移る時のタイヤの使い方が重要になってくる。

  クルマにとっては機能のふたつでしかないが、タイヤにとっては『ふたつも』
なのだ。
  はなからタイヤがふたつの機能を満足させることなどありえない。ふたつの
性能を担うことはタイヤにとって大きな負担だ。
  しかし。しかし「ふたつの機能に振り分けたタイヤのグリップの和が常に限
界」になるような走り方を目指すことは可能だ。その時間が長ければ長いほど
速い。
  逆に、4本のタイヤのうちの1本でも限界を越えてしまえば、あとの3本は
限界から遠ざかる。つまり、4輪で走っているクルマの機能自体が低下してし
まう。

  簡単なようで難しい。単純なようで奥が深い。オーバルコースを速く走る時
に大切なのは、具体的なテクニックではなく、クルマの性能を損なわないよう
に走ろうという思想だ。   
  レースになれば誰ひとりとして1周にわたって100%で走れるものではな
い。かと言って、1周21秒のコースを98%で走っていても、瞬間的に50
%になってしまえばそれで終わり。
  目指すべきは、走っている間中『4輪それぞれのスリップアングルの合計が
等しい』走りだ。
  
  移り変わる路面の状態に悪戦苦闘しているオーバルレース常連の走りをみな
がら、それでも拍手を送りたくなった。
  目標には届かないかもしれないけれど、方向性が間違っているわけではない。
あんなコンディションの中をあんな速度で走るんだから。

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|2) 参加申し込み受付中 & YRSスケジュール
  現在、以下のカリキュラムの参加申し込みを受け付けています。
|     ◆ ◇ ◆ クルマの運転の楽しさを味わってみませんか? ◆ ◇ ◆
| ※申込み締切りを過ぎても定員に達しない場合は引き続き受け付けを行いま
| す。枠がある場合は当日受け付けも行いますが電話でご連絡下さい。開催日
| 前3日を過ぎてからの申し込みは受講料を当日の受け付けでお支払い下さい。
| 振り込まれた方は振り込んだことを証明するものを受付で提示して下さい。
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|■ 7月29日(木)YRSドライビングスクールFSW
  今回は試験的にFSWP2でドライビングスクールを開催します。カリキュ
ラムは秋に開催されるエンジンドライビングレッスンFSWと同じで、クルマ
の基本的な操作をより高速で練習することができます。日常の運転にも、サ
ーキット走行にも役立つ、「クルマと仲良く」なるためのプログラムです。
・半径20mサークル走行
・半径22mサークル走行
・100キロ超からのブレーキング
・20m間隔x8回のスラローム
  おそらく1日の走行距離は80キロを超えると思われます。的確なアドバイ
スで集中して基本操作を練習できるプログラムです。ご参加をお待ちしていま
す。

・YRSドライビングスクールFSW 案内頁&申込みフォーム
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=fds
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|□ 7月31日(土)YRSエンデューロ筑波
  YRSドライビングスクールのステップアッププログラムとして、クルマの
動かし方を楽しみながら練習する場として2001年から開催してきたYRS
エンデューロ筑波も、今回が最後の開催になります。
  130分耐久レースは「その時間内に何ができるか」を問う自分発見の場で
もありました。YRSエンデューロに参加されると、間違いなく運転がうまく
なりました。
  筑波サーキットコース1000の出走台数は15台。最後にフルグリッドの
YRSエンデューロ筑波を開催したいと思います。
  いつもの通りソロエントリーも受け付けますが、枠に限りがあります。お早
めにお申込み下さい。

・YRSエンデューロ筑波 規則書&申込みフォーム
http://www.avoc.com/2race/guide.php?c=sr&p=yes
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|□ 7月31日(土)YRSスプリント筑波
  YRSドライビングスクールのステップアッププログラムとして、手軽にモ
ータースポーツを味わう場として2001年から開催してきたYRSスプリン
ト筑波も今回が最後の開催になります。
  駆動系に負担をかけないようにローリングスタートで始まるYRSスプリン
トは、モータースポーツの決まりをお教えする場として数々の実績を残してき
ました。YRSスプリントを卒業して公認レースで優勝された方もいます。
  一時は60台、5クラスも参加があったYRSスプリント。最後にもう一度
いくつもの白熱した争いを見たいと思います。ふるってご参加下さい。

  尚、YRSドライビングスクール卒業生で今回初めてYRSスプリントに参
加してみようという方には、参加費の割引があります。詳しくはお問い合わせ
下さい。

・YRSスプリント筑波 規則書&申込みフォーム
http://www.avoc.com/2race/guide.php?c=sr&p=yss
・YRS問い合わせ
ma2008@avoc.com
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|■ 8月3日(火)YRSドライビングレッスンFSWショートコース
  YRS10周年を記念して発売したYRS座学オンCDは好評の内に先行予
約販売を終了しました。
  クルマの運転を教えるユイレーシングスクールのスタンスは、理にかなった
合理的な運転の普及です。今回、YRS座学オンCDに収めてある内容を実践
する機会として、YRSドライビングレッスンFSWショートコースを開催し
ます。
  今回はCD発売記念として26名限定で、納得のいくまで練習してもらうこ
とにしました。この機会にYRSのクルマを操る哲学に触れてみませんか。
  当日行う練習には次の内容が含まれます。
・ピッチコントロール
・ロールコントロール
・スレッシュホールドブレーキング
・トレイルブレーキング
・イーブンスロットルコーナリング
  募集人数に限りがあります。定員に達し次第受付を締め切ります。お申込み
はお早めにお願いします。

| ※YRSドライビングレッスンに参加された方には、当日FSWショートコ
ースの攻略法とサーキットの走り方を説明した虎の巻を進呈します。

・YRSドライビングレッスンFSW 案内頁&申込みフォーム
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=ydl

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|3) クラブ単位、同好会単位のドライビングスクールを開催します
  ユイレーシングスクールの活動開始直後から関東以外でスクールをやらない
のか、という問い合わせをいただいていました。現在は関東に限っていますが、
他の場所でも開催できないかと考えたのがYRSカスタムドライビングスク
ールです。 
  ユイレーシングスクールではカークラブ単位や仲間同士で受講できるドライ
ビングスクールを開催します。カリキュラムは幹事の方と相談して決めますの
で、ご要望に沿った内容のドライビングスクールをあつらえることができます。
  基本的にはサーキットなりジムカーナ場を占有しての開催になります。ご希
望があれば関東以外での開催も可能です。幹事の方にお問い合わせいただけれ
ば、こちらから可能なプログラムを提案させていただきます。

・YRS フォー ユー 案内頁 
http://www.avoc.com/1school/guide.php?c=ds&p=ypy
・YRS問い合わせ
ma2008@avoc.com

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□メールマガジン"Go−Circuits"
□有限会社ユイレーシングスクール発行
□編集/文責:トム ヨシダ
■問い合わせ:090−6539−4939(朝8時〜夜9時)
□オリジナルサイト:http://www.avoc.com/
□Copyright:1999 Yui Racing SchoolCo.,Ltd.
□Copyright:1986 AVOC CORPORATION
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